じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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トルコと岡山の暑さ比べ

 お盆休みに東トルコ方面を旅行した。写真左の天気予報(現地のテレビ画面)にあるように、トルコ各地の最高気温はおおむね30℃〜40℃であった。写真右は8月17日22時における気温ランキング。岡山県岡山は夜になっても気温が下がらずトップになっていた()。また、右端の表は、旅行期間中(前日を含む)の岡山の最高気温、最低気温、降水量。右下は8月18日朝の時点での岡山の週間予報。要するに、トルコと岡山はほぼ同じ暑さであり、帰国後の第一印象は、「おやっ? そっくりの暑さだなあ」であった。

 夏休みに、こちらのような山岳地帯を旅行すると、帰国後の日本の暑さにすっかり参ってしまうことになるが、今回はそっくりの暑さであったため、帰国翌日からさっそく仕事に取りかかることができた。

【今回の教訓】日本の猛暑に耐えるためには、日本より暑い地域に旅行するのが一番である。

8/19追記]
8月18日の21時と22時における岡山県岡山の気温は、それぞれ33.2℃と32.1℃であり、いずれも全国第一位であった。またこの夜は、深夜1時まで30℃以上の暑さが続いた


8月17日(火)

【思ったこと】
_a0817(火)[旅行]東トルコで思ったこと(1)

 8月8日から17日まで、トルコ東部をめぐるツアーに参加した。ツアー自体は遺跡観光を目的としていたが、私個人は、遺跡そのものの歴史的価値には殆ど興味が無く、むしろ、遺跡を取り巻く自然風景、その背後にある山や湖、遺跡周辺に咲く花、そこに生息する動物や昆虫、地形や地層などの大自然に接することに主たる関心があった。

 とりわけ、一生に一度はこの目で見たいと思っていたアララット山を間近に眺めることができて大いに満足であった。(楽天版(8/17)参照。)

 外務省・海外安全情報にもあるように、東トルコの一部では反政府武装組織が活動しており、「渡航の是非を検討してください。」や「十分注意してください。」が発出されている。今回通過した都市でも各所で銃器を携えて治安維持にあたっている兵士の姿を目撃した。もっとも、そのような警備が徹底しているおかげだろうか、観光地それ自体は平和そのものであった。

 この地域の国境は、オスマン帝国時代から何度も塗り替えられており、このように引けば絶対正しいというような国境線はあり得ない。現状を前提とした上でその国の中での安定と民族間の共存共栄を図ろうとする立場と、新たに国境を分割して独立国家を作ろうとする立場ではなかなか妥協は難しい。また、周辺国の思惑もあって。この地域の諸問題については、様々なデマが流されており、メディアで報じられたことをそのまま信じるわけにはいかないところもありそうだ。このあたりの難しさは、陸地の上の国境線を持たない日本に住む我々にとっては、なかなか理解できそうにもないように思われた。

 次回に続く。