じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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今年はネコ年(19)過去最多、早朝の散歩時に5匹の猫が仰向けに転がる

 7月4日の早朝の散歩時、途中で出会った猫6匹のうち5匹が仰向けになって転がった。同じ時間帯に転がった猫の数としては過去最多。前日の大雨で長時間雨宿りしていた猫たちが一斉に出てきたためと思われる。



7月3日(土)



【小さな話題】

おやっ?タイガース/ジンクスと確率

 新聞をめくっていたら、「猛虎、連夜の一発攻勢」という見出しが目にとまった。7月3日に行われた阪神・巨人戦で阪神がブラゼルの28号本塁打などで8-2で勝利、通算40勝30敗1分で真弓監督就任後初の貯金10になったという。また対巨人戦は8勝3敗と大きく勝ち越し、首位巨人にゲーム差2.0に迫った。

 2年前に「プロ野球観戦界から引退」した私は、その後、「テレビ中継を観たり、プロ野球のことを話題として取り上げるような活動から手を引く」ことに徹していたが、このままタイガースが勝ち進んで、あと一勝でリーグ優勝というところにこぎつけば、テレビ観戦ぐらいの「復帰」はありうるかもしれない。

 ところで、私がWeb日記でタイガースのことを取り上げると、その後、負ける確率が高まるというジンクスがある。今回はどうだろうか()。

 もっとも、いま述べたジンクスには科学的な根拠がある。長期間にわたるペナントレースでは、チームの戦力が最高レベルである時期と、故障者続出などでどん底レベルである時期が交互にやってくるものである。ひいきのチームが勝ち進んでいる時に「Web日記で取り上げる」ということは、たいがいは最高レベルであることが多く、もちろんそのレベルが最後まで維持されることも無いとは言えないが、いずれは、無理が重なって戦力が低下する可能性が高い。要するに、最高レベルの時点で褒めると、その直後には負ける確率が高くなり、結果的に「褒めると負ける」というジンクスが形成されやすくなるというわけだ。これは、他の競技の選手個人についても言える。

 なお、コイン投げのような純粋な確率現象では、上記のジンクスは成立しない。10回連続してコインの表が出たからと言って、11回目に表が出るか出ないかの確率は1/2のままである。個々のコイン投げは独立事象であって、過去の系列のパターンには依存しないからである。

 「てるてる坊主」を雨の日につり下げて翌日が晴れる確率と、晴れの日につり下げて翌日が晴れる確率はどちらが高いのかは、その地域の気候に依存する。1年に数回しか雨が降らない砂漠地帯であれば、前日の天候がどうであれ、翌日に晴れる確率はほぼ100%となるであろう。いっぽう、雨季と乾季に分かれた地域では、雨季にてるてる坊主をつり下げても晴れになる確率はきわめて低い。乾期には晴れが続くので、毎日てるてる坊主をつり下げて年間で集計した場合は「晴れの日につり下げたほうが翌日晴れる確率が高い」と言うことはできる。日本の場合は、梅雨の時期を除けば、周期的に天気が変化するので、数日単位のブロックで条件つき確率を考えたほうがよさそうだ。なお、上記はいずれも、「前の日が晴れか雨か」についての比較であって、「てるてる坊主をつり下げた場合と、つり下げなかった場合で晴れる確率が変わるか」という問題とは異なる。この後者の場合は、否であると言わざるを得ないのは当然である。

7月5日追記]
7月4日の巨人・阪神戦では、上記のジンクス通り、タイガースは2-10で大敗した。