じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 3月5日の岡山は最低気温が12.0℃、最高気温は18.7℃となった。平年値では、最低気温が12.0℃となるのは4月30日〜5月1日頃、最高気温が18.7℃となるのは4月13日頃というから大変な暖かさである。

 写真は座主川沿いで花をいっぱいつけているサクランボ(セイヨウミザクラ)の花。週間予報では来週に真冬並みの寒波がやってくるというが、こんなに早く咲いて大丈夫だろうか。


3月5日(金)

【思ったこと】
_a0305(金)[教育]金メダル候補養成は、脱落組へのケアも必要

 バンクーバー冬季オリンピックでは、日本選手の健闘ぶりが伝えられていたが、最終的には金メダルは獲得できず、銀メダル3、銅メダル2という結果に終わった(こちらに詳しいデータあり)。

 2月18日の日記からリンクしたように、本来、 オリンピックでは、国別のメダルランキング表の作成を禁じているはずだと思ったが、、実際には各国のメダル争いに注目が集まる。こちらによれば、金メダルの総数では、カナダ14、ドイツ10、アメリカとノルウェー9、韓国とスイス6、中国とスウェーデン5、...などといったランキングが公開されており、日本は、1個以上のメダルを獲得した26カ国のうちで20位に低迷してしまった。

 このことに関して、国を挙げて選手育成に取り組んでいるいくつかの国の例を挙げつつ、日本でももっと強化に力を入れるべきだという声が出ているという。また、各種報道によれば、鳩山総理は、3月3日の記者会見や4日午前の参院予算委員会で、
  • ...この問題、やはり国民挙げてオリンピック選手のみなさんの活躍に応援したわけですから、これはもっと国としてですね、強化すべきところは力を入れるべきではないかと、そのように考えています。
  • 【4日午前の参院予算委員会で】、バンクーバー冬季五輪の結果を踏まえた選手の支援強化に関し、「(国として)何ができるか真剣に積極的に考えていきたい」
などと表明されたという。さらに、川端達夫文部科学相も「スポーツ戦略の基本構想を今後まとめる。その中で、選手を支援する企業への税制優遇措置などを検討する予定だ」と答弁されたとか。

 オリンピックの金メダル候補となるような選手に対していろいろな支援策を講じること自体は異存はないが、そのいっぽう、
  • 選手たちが度をすぎた練習で怪我をしたり、本来の健康を損ねたりする恐れはないか。
  • 選手として選ばれれば結構だが、反面、候補者争いに敗れた「負け組」もたくさん出てくるはず。そういう人たちの進路や生活をどうケアしていくのか。
といった点にもきっちり配慮していく必要があると思う。

 そういえば、ドイツでは、かつて旧・東ドイツが行った非人間的な選手育成策への反省から、選手一人一人の心のケアにあたるスタッフを揃えているというような話をどこかで聞いたことがあった。スポーツ選手というと過酷な練習に耐える強い精神力の持ち主であるように思われがちだが、じつはそうでもない。とりわけ、オリンピックでのメダルが期待されるようになればなるほど、重圧に耐えられなくなる選手も出てくるのではないか。

 オリンピックに出場する1人の選手の陰には、何十人、何百人という「負け組」が居るはずだ。努力の積み重ねが引退後の人生に肯定的に活かせればよいのだが、すべての人が自力でそういう方向に向かうとは考えにくい。根性論や精神主義だけでは対処しきれないと思う。