じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 昨日に続いて、一般教育棟構内での月夜の写真。あいにく数日前から修繕工事?のため水が抜かれていて、池に映る月を撮ることができなかった。


2月6日(土)



【小さな話題】

朝青龍引退についてのモンゴルでの受け止め

 2月6日朝のNHKニュースによれば、大相撲の元横綱・朝青龍が引退したことについて、ふるさとモンゴルでは朝青龍が不当な扱いを受けて引退に追い込まれたという受け止めが多く、日本側への批判が目立っているという(記録サイト参照)。

 NHKで紹介されている「批判の声」がどの程度、モンゴル人一般の代表的な意見なのかは定かではないが、とにかく、モンゴルに正確な情報が伝えられていないのは問題である。やはり、朝青龍自身の口から正確な情報を伝えて欲しいとは思うが、ご本人の立場としては、母国の人々の前で自分のマイナス面を殊更にさらけ出すのは辛いことであろうし、ご自身の将来にとってプラスにもならないかもしれない。但し、事実として何があったのかをモンゴルの人々にも正確に伝え、また、少なくとも形の上では「自らの意志で引退」したのだから、ちゃんとした断髪式や引退セレモニーをやってシコリを残さないことが肝要である。

 なお、日本国内には、以前より朝青龍を個人攻撃しているのではないかと思われるほどに、ネガティブな面ばかりを執拗に強調し、時には根拠の無いウワサのようなものまで流し続けているスポーツ系メディアがある。私自身は通常、そんなスポーツ新聞などを目にすることはないが、Yahooのニュース項目にそういうものが頻繁に登場すれば、それが日本国内の代表的メディアであるかのように錯覚してしまう。モンゴルの人々にもそういうニュースばかりが間接的に伝わっているのではないだろうか。朝青龍ご自身が起こした数々の問題については事実として受け止めるとして、個人攻撃をしているとしか思えない一部スポーツ系メディアに対しては、これまでの記事が公正なものであるかどうか、しっかりと検証する必要があると思う。

 余談だが、NHKの朝のニュースでは、「かつて旭鷲山のしこ名で活躍し、今はモンゴルで国会議員を務めるバドバヤル氏」が登場された。ウィキペディアによれば、「2008年6月の国民大会議(モンゴル国会)議員選挙では野党民主党より出馬してトップ当選を果たした。2009年5月より、大統領特別補佐官を務めている。というからスゴイ出世ぶりである。旭鷲山が早稲田大学人間科学部人間情報科学科で学んでおられたことや将来政治家を目ざしていたことは伝え聞いていたが、大統領特別補佐官とはスゴイ。将来、朝青龍がモンゴルの大統領選に出馬されることがあれば、ぜひ、髷掴みやサイドミラーぶっ壊しではなく、堂々と、旭鷲山と論戦を交わしてもらいたいと思う。