じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 12月24日の朝は、濃い霧につつまれた。これから30日あたりまでは、比較的暖かい毎日が続くとのことだ。



12月23日(水)

【ちょっと思ったこと】

最近のガソリン、灯油価格

 各種報道によれば、2010年度税制改正で、ガソリン税の「暫定税率」は廃止するが、そのいっぽう環境目的の特別税率を租税特別措置(租特)によって新たに導入することが決まったという。

 さて、実際のガソリン価格であるが、岡山市内ではリットルあたり120〜125円前後、安売りスタンドで117円前後となっているようだ。また、灯油価格のほうは、18リットルあたり1150円〜1250円前後、安売りスタンドでは非会員価格で1098円となっていた。昨年12月28日の日記には、行きつけのスタンドで、ガソリンが「土日割引+会員割引後」1リットルあたり93円、灯油のほうは18リットル1098円であったと書かれてあり、今年のほうがかなり高い。円高差益で安くなっている分よりも、原油価格の高騰(原油 1バレルあたり76.67ドル)による値上がり分のほうが大きいということか。




野口宇宙飛行士が乗り込む国際宇宙ステーションが見えるはずだったが

 各種報道によれば、12月23日午前9時30分にソユーズ宇宙船(21S)と国際宇宙ステーション(ISS)間のハッチが開かれ、野口宇宙飛行士ら第22次/第23次長期滞在クルーがISSへ入室、長期滞在が始まった。

 さて、このISSであるが、こちらの情報にある通り、12月24日から12月29日にかけて、日本のどこかで早朝に観測することができる模様である。岡山では、24日の早朝05時43分頃に北→北東の空の地平線近くを通過したはずであったが、上掲の写真のような濃い霧に覆われていて、残念ながら眺めることができなかった。

 12月25日は東日本、26日は西日本で、天頂付近を通過する見込みとなっているので、ぜひ眺めてみたい。
【思ったこと】
_91223(水)[心理]東北アジアの幸福観(3)近世日本における道徳と幸福(2)

 昨日の続き。

 話題提供者から、山鹿素行、井原西鶴などの書物に基づき、江戸時代、武士と商人の幸福観が紹介された。

 武士の場合は、幸福は視野の外にあり、もっぱら義としての道徳の実現が理想であり、いっぽう商人の場合は、壮年まではもっぱら家業に精励し、老後は遊楽を享受することで本来の幸福を得る。商人の場合は、家業に精を出すことは、本来の幸福の基盤としての幸福となっていたらしい。

 残念ながら、話題提供が始まった後に入室したため、全体のご趣旨を理解することはできなかったが、大いに勉強になった。

 余談だが、少し前に見たNHK「あの人に会いたい」で、作家の司馬遼太郎さんのお話を拝聴したことがあった。番組記録サイトにもあるように、司馬さんは、江戸時代のサムライに日本人の心のふるさとを求めているようであった。侍社会には節度があり、自らを律し、自分に対する責任感がある。「それを持っていないとかっこわるい」というお言葉があった。江戸自体のサムライがみなそのような道徳を実現していたかどうかは定かではないが、大いに学ぶべきところはありそうだ。このあいだ流行語大賞にも選ばれた「歴女」の方々は、どちらかと言えば、それ以前の戦国時代の武将のほうにひかれているようであったが...。

 不定期ながら次回に続く。