じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 講義棟前のサザンカに絡まっているアオツヅラフジ。この時期にできる実はなかなかよい色をしている。2006年11月17日の楽天版に関連記事あり。



12月12日(土)

【ちょっと思ったこと】

本の販売2兆円割れ 170誌休刊

 12月13日の朝日新聞記事によれば、今年の書籍・雑誌の推定販売金額が2兆円を割り込むことが確実になり、また雑誌では今年10月期までに170誌が休刊になったという(アサヒコムで閲覧可能)。

 そう言われてみれば、私自身、本や雑誌は専門書以外は滅多に買わない。この半年間で買った本と言えば、アメリカの国立公園のガイドブック、天文年鑑2010年版、それと、月間の「じゃらん」ぐらいのものだ。このうち、ガイドブックはグランドサークル方面の旅行の情報を得るため、天文年鑑は1963年以来毎年買い続けている本、じゃらんは、綴じ込みの割引クーポンを利用するためであって、割引額で得をする分のほうが雑誌代より多いのでそれを目当てに買っているようなものである。

 今年休刊になった雑誌の中では学研の『科学』や『学習』や、小学館の『小学五年生』、『小学六年生』など、私自身にとっても懐かしい誌名が含まれている。特に学研の『科学』は科学者になりたいという夢を育ててくれた。

 出版界不況についてはいろいろな事情があると思うが、少なくとも私は、紙媒体をできる限り削減しようと考えており、本棚に新しい本を並べることはできるかぎり避けようとしている。論文を読むのは原則としてPDFファイルであってコピーはとらない。年賀状も極力ネット利用につとめている。携帯電話の普及による影響も大きいとは思うが、私自身が本を読まない理由はもっぱら「紙媒体嫌い」にある。