じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 2009年版・岡山大学構内の紅葉(22)「落ちないイチョウ」とその周辺

 農学部構内に一本だけ、黄葉と落葉が他のイチョウより2週間ほど遅い樹があり、「岡大七不思議の1つ、落ちないイチョウ」と名付けて、毎年写真を掲載してきた(2008年12月7日の日記参照)。

 しかしそのイチョウも老化のせいか、ここ数年は他のイチョウ並に黄葉、落葉するようになってしまった。写真上は、12月5日現在のその姿。南北方向のイチョウ並木はほぼ落葉しているので、この方向で眺める限りは「落ちない」の名にふさわしい姿となっているが、写真下にあるように、東西通りのイチョウはまだまだ落葉が終わっておらず、全体としては「落ちないイチョウ」として気になるほどには目立っていない。


12月4日(金)

【ちょっと思ったこと】

NHKはサッカーと坂の上で騒ぎすぎ

 12月5日(土)朝7時台のNHK「おはよう日本」では、来年6月に開幕するサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会の組み合わせ抽せん会の結果がトップ項目で報道された。なんと、それに費やした時間は7時00分から18分までの18分に及んだ。W杯で優勝したというならそのくらい大騒ぎしてもよいが、対戦相手がどこの国になったかというようなことが、来年度予算や普天間基地問題より優先される「日本の一大事」であるのか、私には全く理解できない。

 サッカーに限らず、大リーグ、プロ野球、大相撲、ゴルフなどの各種スポーツは、それらに関心のある人たちだけにとって重要なニュースであって、公共放送を標榜するNHKがトップ項目で伝えるべき内容ではない。この日記でも何度も述べているが、大リーグやプロ野球などの中継は民放でもできることであって、受信料を徴収しているNHKが扱うべき番組ではない。例外として、大相撲については、日本の国技であり、民放が取り上げにくいという事情を考えれば、夕刻の中継は公共放送の枠内と言えないこともない)。

 もう1つ最近気になっているのが、「坂の上の雲」とかいうスペシャル大河ドラマをやたらと宣伝していることである。大相撲の中継の最中にも数分間をさいてこの番組の宣伝をしていた。大河ドラマのようなカネのかかる番組を受信料をあてて制作すること自体が問題であると思っているが、他の番組の最中や実質CMと言える「プレマップ」のたぐいでしつこく宣伝するのはどうかなあと思う。

 かくいう私も「篤姫」の後半部分や、「冬ソナ」にはけっこう熱中したものであるが、何かしら人をひきつけるドラマというのは、事前に大々的に宣伝しなくても、クチコミや視聴率の自然のアップによって次第に注目されるようになるようなものである。であるからして、「坂の上の雲」がそんなに自信作であるというならば、むしろ、再放送の時間を確保すればよい。また、赤字続きと言われるオンデマンドでも、もっと高画質で配信すれば利用が増えるのではないかと思う。