じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 旧ボイラー棟の煙突解体工事が10月31日午後にはほぼ完了した。写真右は着工時の様子(10月20日)。この煙突、この近辺に咲く四季の花や半田山の写真を撮るときには邪魔だなあと思うことが多かったが、いざ姿が無くなると、なんだか物足りない気分になる。この煙突は、文学部のスチーム暖房のために長年にわたり活躍してくれたが、ボイラー本体の老朽化に伴い、各部屋のエアコンに切り替えられ、全く使われなくなった。



10月31日(土)

【ちょっと思ったこと】

島田紳助について知ったこと

 お昼に某ラーメン屋で島田紳助の実家を訪ねるというような番組をやっていた。このことで初めて知ったのだが、島田紳助の本名は、長谷川公彦、私と同じ苗字であった。1956年生まれというから私より4歳若い。ということは、彼が高校生だった頃は、私は大学の2回生〜4回生であり、東山近辺で顔を合わせたことがあるかもしれない。もっとも当時、彼は相当のワルだったようだ。

 番組では、西麻布にある「寿司 はせ川」も紹介されていた。これは紳助がオーナーをつとめる寿司屋であるという。urlが「sushi-hasegawa」となっているので覚えやすい。もっとも私には、一貫が1200円もするような高級寿司には縁が無いなあ。このあいだ、行きつけの回転寿司屋で「中トロ」、「貝三昧」、「ウニ」など、私としてはけっこう高額のお皿をたくさん注文したことがあったが、腹一杯食べてトータルの会計は2200円程度であった。「はせ川」で食べたら二貫で予算オーバーになってしまいそうだ。




緑と暮らした巨匠たち

 録画してあった、

NHKアートエンターテインメント 迷宮美術館「緑と暮らした巨匠たち」

をDVDで視た。紹介記事にもあるように、この番組では、自然を愛した画家としてルノワールやマティスが紹介された。マティスは1941年、十二指腸ガンを宣告され、油絵を描くことが困難になってから切り紙絵による壁画を制作するようになった。その中には多様な生物が描かれている。

 マティスの絵は、中学校の美術の教科書で見たくらいであまり興味が無かったが、こんなにも自然を愛する画家だとは知らなかった。今後、いろいろな作品に接していきたいと思う。

 番組では、自然との共生を志したオーストリアの現代芸術家フンデルト・ヴァッサーも取り上げられた。植物で埋め尽くされた建物もすごいし、

自然の中に唯一存在しないものが直線である。社会や文化が存在しないこの直線に基づいているとすれば、やがてすべては崩壊するだろう

という考えにも説得力がある。そういえば、地球上のあらゆる生物はみな直線とは異なった形をしている。まっすぐに伸びるように見える針葉樹も、人工的に育てられている杉林などを除けば、みな風や光の影響でゆがんでいる。オーストリアを訪れることがあったら、...と思ったが、ウィキペディアによれば、日本国内でも、TBSの「21世紀カウントダウン時計」(東京都赤坂、1992年)、キッズプラザ大阪の「こどもの街」(大阪市北区、1997年)、大阪市環境局舞洲工場(大阪市此花区、ゴミ処理場、2001年)といった作品があるという。一度見に行きたいと思う。