じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2009年版・岡山大学構内の紅葉(4)時計台前のアメリカフウと農学部前の楷の木の紅葉

 岡大構内でも紅葉の名所として知られているアメリカフウ(モミジバフウ)の並木と、農学部前の楷の木が色づいてきた。


10月29日(木)

【ちょっと思ったこと】

通販でDVD-Rはお得か?

 楽天のポイントがたまっていたので、通販で、CPRM対応のDVD-Rディスク(50枚入りスピンドルパック)を購入した。1パックの単価は消費税込みで1399円、6パックで8394円となっていたので、ホームセンターでのセール価格1480円よりは若干安い。しかし、岡山までの宅配便送料が630円加算されているため、トータルでは1504円となってしまって、結果的にはホームセンターの安売りより割高になってしまった。今回は、一部をポイントでまかなったので損はしていないが、通販で安く買うのはなかなか難しい。

 地デジ高画質画面が視られるようになってから、登山、辺境、動物、教養番組などを次々と録画しているところであるが、実際に視る時間は、私の場合、1日せいぜい2時間どまりである。DVD-Rには普通2時間(AVCREC方式の場合は、ふつう1時間半程度)がダビングできるが、6パック600枚分をダビングすると900〜1200時間分になってしまう。老後に、そんなに視聴する時間があるのかどうか、だんだん疑問に思うようになった。DVDにダビングせず、HDDに残しておくのが一番良いのだが、次から次へと録画していることもあって、容量がすぐにいっぱいになってしまう。もう少し、視たい番組を厳選したほうがよさそうだ。

 なお、世間では相変わらず地デジ普及のための宣伝が活発に行われているが、地デジに切り替えることで、CPRM非対応の録画機やDVDが使えなくなるということはあまり知らされていない。また、CPRM対応のDVDのほうが相当割高になるということもあまり知らされていない。

【思ったこと】
_91029(木)[心理]ガーゲン先生ご夫妻講演会(4)フェミニスト心理学(3)

 メアリー先生の講演終了後、座席の近い参加者数名ごとのグループで理解を深めるためのディスカッションが行われた。講義や講演の中で、この種の時間を設けることは非常に有意義であると思う。私もできるだけ、自分の授業の中でこういう機会を作りたいと思う。

 私の参加したグループの中では、高齢女性のことが話題の1つとして取り上げられた。メアリー先生の講演の終わりのほうで、アメリカの高齢女性には、身寄りがなく、引きこもりがちの老後を送る人が多いというような話が出たが、日本の場合はむしろ逆で、(健康であることを前提にすれば)女性は高齢になればなるほど末広がりで賑やかになる傾向があるのではないかという議論である。定年後に郊外や山村に移り住んで隠遁・離脱型の老後を志向する男性が少なくないのに対して、女性は年をとると逆に活性化し大都会に住み続けて知り合いとの交流にあけくれることを志向するというような話であって、以前、ラジオ番組でそのようなことが語られていた記憶がある。

 もっとも、日本人女性の「末広がり型の高齢化」は、その女性が若い時期に家事や子育てに追われて、好きなことをできずに抑圧されていたことの反動であろうという意見もあった。であるからして、女性の社会参加が進んでいるアメリカでは、逆に、企業で活躍していた女性が定年後に隠遁・離脱型の老後を志向するということはあり得ることかもしれないと思う。このほかに、日米の自立観、独立心、関係性、相互依存等についての考え方の違いも反映しているのではないかとも思う。さらには、医療保険制度の違いもある。

 日本でもアメリカでも、男性より女性のほうが平均寿命が長いことは厳然とした生物学的事実である。夫婦の場合、たいがいは男性のほうが先に死ぬので、高齢者福祉の問題は8〜9割がた、女性の高齢者福祉の問題と重なる部分が大きい。自立を大切にしているアメリカ人の場合、日本とは違った形の高齢者問題がありうるとは思うが、勉強不足で詳しいことは分からない。


 次回に続く。