じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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2009年版・岡山大学構内でお花見(79)ルリマツリモドキ

 文学部西側で何か所か群生している。丈夫で花期が長く公共花壇向き。この花の名前はずっと不明であったが、数年前に楽天版にお尋ねモードの写真を掲載したところ、花の名前に詳しい方からさっそく教えていただくことができた。厳密には「ブータンルリマツリ(Ceratostigma griffithii)」、ルリマツリモドキ(Ceratostigma plumbaginoides) チャイニーズプルンバーゴ(Ceratostigma willmottianum 'Palmgold')などがあり、まだ同定できていない。ここにあるのは、冬は地下茎だけになる種。他の植栽によりかかって高さ1mくらいになる場合もあるが、通常は地上を這うように殖えていく。



10月23日(金)

【ちょっと思ったこと】

世界最悪の空港

 ロイター配信のニュースによれば、「空港ラウンジサービスの会員で、頻繁に飛行機を利用する1万4500人を対象に実施した調査では、世界で最悪の空港は昨年に続き、ロンドンのヒースロー空港だった。」という。私自身はヒースローのラウンジサービスを利用したことはないが、エジプトアイスランドに旅行する際にロンドンを経由したことがあり、その不便さは十分に理解できる。ターミナルがいくつにも分岐している上に、空港内で再度セキュリティチェックがあって行列を作らなければならない。待合のソファもそれほど清潔とは言えず、大英帝国の玄関としてはお粗末すぎるという印象を受けた。このほか、私が旅行した当時は1ポンドが220円以上であって、自販機のコーラも、本も、その他のグッズも皆割高で、待合時間に気軽に買い物を楽しむというわけにもいかず、不満をつのらせた。

 ところで、最近、羽田空港のハブ化とか、成田空港や関空、伊丹の将来など、空港に関する話題が増えているようにも思える。

 そんななかで、それこそ「世界最悪」ではないかと思ったのが、来年3月に開港予定の茨城空港である。定期便就航を決めたのが韓国のアシアナ航空1社しかなく、年1億円近い赤字見通しだというから驚きである。そんな空港を作るお金がどこから出ているのかと思えば、これは空港整備勘定(旧空港整備特別会計)という仕組みによるものだという。航空会社が支払う着陸料などの空港使用料や航空機燃料税が財源になっているというが、結局は航空機利用者の運賃に上乗せさせられ、航空会社の経営圧迫の一因にもなっているのだからたまったものではない。そもそも、狭い日本で「1県1空港」などという考えを持つこと自体が間違いである。




 成田空港については、前原国交相の「羽田空港ハブ化発言」の際に話題になったことがあったが、私個人としては、十分に存続可能であり、利便性も問題ないように思う。例えば、岡山空港から羽田経由で成田に乗り継ぐ場合、リムジンバスを使えば75分程度で行かれる。午前中発の場合は成田周辺のビジネスホテルに泊まることになるが、宿泊料金は羽田周辺や都心のホテルよりはかなり安く、しかも無料送迎のサービスがある。私自身は利用したことが無いが、成田周辺にはマイカー利用者のための格安駐車場もかなりあるようだ。

 いっぽう、大阪近辺では、関空はもっと活用したいところである。伊丹のほうは空港周辺の騒音問題に加えて、新大阪からのリムジンバスがしばしば渋滞に巻き込まれてうんざりする。伊丹はさっさと廃止し、関空で扱いきれない便は神戸に切り替えたらよいのではないかと思う。

 最後に、私の地元の岡山空港であるが、駐車場無料ということもあって、マイカーで旅行に出る時には便利。先日の米国旅行の際も、スーツケースをマイカーで運んで岡山空港に行き、羽田経由で成田に向かった。空港宅配便を利用しなくても、自分で荷物を運ぶ手間は殆ど無しで済ませることができた。また、旅行期間中、車は空港の無料駐車場にずっと駐めっぱなしにすることができた。