じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 夕日に照らされる田んぼ。収穫間近。隣の芋畑も幼稚園等の芋掘り遠足の季節を迎えており、すでに芋の蔓は刈り取られていた。


10月15日(木)

【思ったこと】
_91015(木)[電脳]ウィンドウズ7魅力無し

 ウィンドウズ7(Microsoft Windows 7)なる新OSが2009年10月22日から発売されるということだが、うーむ、現有のXP主体の環境をわざわざカネを出してまでアップグレードしたいとは思わないし、それよりも何よりも、新しく発売されるパソコンがみんなウィンドウズ7のプレインストール版になることで、新しい操作環境に無理やり放り込まれるのがイヤでたまらない。

 おおもとの新機能紹介を拝見したが、私自身のパソコンの使用目的から言えば、これはまことにありがたいという機能は見あたらない。テレビなどではタッチセンサーの機能がしばしば話題にされているようだが、今持っているノートパソコンや、デスクトップ用の大型液晶ディスプレイでは使うわけにはいかない。タッチセンサーと言うと、私がいちばんよく使うのは、ATMの操作画面と、高速道路SAなどにある道路情報表示画面であるが、特に後者は、ちょっと触ってもなかなか画面が変わらずイライラする。もともと指先ではそんなに細かい操作はできない。何かの図解のために幾何学図形を描いて大きさを調整するなどということは指先では到底できない。加えて、私のような極度の老眼者にとっては、液晶ディスプレイは目の位置から1m以上離れたところに置かないと文字を読むことさえできない。であるからして、『千と千尋の神隠し』に出てくる釜爺のような長い手がついていない限りは、タッチパネルで操作をするということはまずあり得ない。

 技術開発の成果を小出しして新製品を次々と発売するという手口は、かつてNECのPC98シリーズの時にも顕著であり、ハイテク企業やソフトウェア産業が生き延びていくための必要悪という面も無いわけではないかと思うが、まだ使えるパソコンがいっぱいあるのに、OSが古くなって買い換えを余儀なくされ、さらにOSに対応させるためにさまざまなアプリケーションを買い換えていくという、企業に言いなりの購買サイクルからはいい加減離脱したいという気持ちが強い。

 ウィキペディアの当該項目によれば、今回のウィンドウズ7では、Professional以上のエディションに限り、別途ダウンロード提供されるWindows XP モードというのがあると聞く。また、XPモードを利用しなくても動作するアプリケーションも多数存在するということなので、現有のソフトウェア資産は何とか活用できるとは思う。もっとも、動作は緩慢になるらしく、最初からXPで使い続けたほうがよっぽど便利のように見える。ウィキペディアの当該項目には『Windows XP Mode を使用する場合、追加で 1 GB の RAM と、 15 GB のストレージの空き領域が必要。」という記述もあるので要注意。さらに、
Windows Vistaでのダウングレード権は、一般向けでは前の世代のWindows XPのみであったが、Windows 7はWindows VistaとWindows XPへのダウングレードができる。しかし、XPへのダウングレードは、Windows 7のSP1が出る前もしくは18ヶ月間のみである。
という記述もあり、私の余生でXPの環境を保持し続けるのはかなり困難なようだ。このさい、Google Chrome OSの登場に期待するべきかも。