じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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10月5日の早朝、西の空に沈む満月(正確には前日の15時10分が満月)。薄雲越しにぼんやりと見えていたのでさっそくシャッターを押したが、なぜか上下にぶれて、民主党のロゴマークのような形になってしまった。なお、民主党のロゴマーク風の日の出の写真が8月30日の日記にあり。


10月4日(日)

【思ったこと】
_91004(日)[心理]「○○はなぜ××なのか」を考える(1)

 生協ブックストアの出入り口付近に置かれてあった『出版ダイジェスト』(8月21日号)が目にとまった。この号の特集記事は

○○はなぜ××なのか? −素朴な疑問を解き明かし、知的好奇心を満たす、薀蓄に満ちた入門書の森

というタイトルになっており、有名な『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のほか、なっなんと、38冊もの「なぜ××なのか」本が紹介されていた。

 もっとも、その38冊の中で私が読んだ本は『外国人力士はなぜ日本語がうまいのか』の1冊のみであった。

 38冊の中で、これから先、ヒマがあれば読んでみたいと思うタイトルとしては、『なぜ、人は7年で飽きるのか』、『ボクシングはなぜ合法化されたのか』、『なぜ日本にキリスト教は広まらないのか』、などなど。

 いっぽう、私なりにすでに解答を得ているか、もしくは当たり前すぎて、いまさら本を買ってまで謎解きをしたいと思わないような本もある『交通事故はなぜなくならないのか』、『人はなぜ形のないものを買うのか』、『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』、『人はなぜ謝れないのか』、『会社はなぜ事件を繰り返すのか』、『冷害はなぜ繰り返し起きるのか?』、『烏はなぜ東京が好きなのか』、『なぜ女は、「しゃべらない男」にイライラするのか?』...などなど。

 さらに、「なぜ?」という問題設定に対して、「えっ? ホントにそうなの?」とクビをかしげるタイトルもある。『ドイツの犬はなぜ吠えない?』、『なぜ悪人を殺してはいけないのか』、『イギリスではなぜ散歩が楽しいのか?』...などなど。

 以上挙げたいずれの本の場合も、本の中味は、必ずしも謎解きの答えだけでなく新たな視点や知識を提供してくれる場合があるかもしれない。但し、ネットで注文する場合などは中味を立ち読みせずに買うことが多いので、タイトルの付け方は売れ行きにかなりの影響を及ぼしていると思う。




 さて、もとの『出版ダイジェスト』の記事では、

誰か、『「○○はなぜ××なのか」というタイトルの本はなぜ書かれ続けるのか』というタイトルの本を書けばいいのに。

という冗談も記されていたが、確かに、これは面白いテーマであるとは思う。

 ということで、不定期ながら、

「○○はなぜ××なのか」を考える

という連載を始めることにしたい。