じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 幻想庭園と烏城灯源郷(6)露光調整で違った景色に

 このシリーズの最終回。幻想庭園は、肉眼で眺めた場合、デジカメ等で撮影した場合でそれぞれ違った景色に見えることがある。

 写真左は画面全体の測光に基づいて露光を自動調整した場合。写真右は、イルミネーションの明るい部分をスポット測光した場合。好みにもよるが、後者のほうがキレイに撮れるように思う。

 このほか、ここで撮影するためには三脚は必須。



8月21日(金)

【思ったこと】
_90821(金)[一般]昭和35年の意味(2)潮来の伊太郎/今を受け入れる

 8月18日の日記の続き。

 番組では、この年に大ヒットした歌として、橋幸夫の「潮来の伊太郎」が紹介された。番組を視て初めて気づいたのだが、この歌の正式な名前は「潮来の伊太郎」ではなくて「潮来笠」。「らりるれろ」の巻き舌に特徴があるという定説のほか、半ば冗談で「イ音」が強調されているというような珍説まで登場した。私の知る限りでは「伊太郎」というのは実在人物ではなく、映画(伊太郎役は小林勝彦。橋幸夫は「川千鳥の新助」として出演)もあとから作られた模。正体不明の人物を描いた歌がヒットしたという点が興味深い。このほか、同じ年には「潮来花嫁さん」もヒット。私自身もこの歌のメロディはハッキリ記憶しているが、花村菊江という歌手については何も知らない。

 番組の後半では大島渚監督の話題が取り上げられた。大島さんは平成8年に脳出血で倒れ、現在、言語障害・右半身麻痺を克服すべくリハビリに励んでおられるということである。奥さんの小山明子さんの「そういう時代を生きたという自分の証しがあればそれはそれで十分。...現実は、動けなかったり、ちゃんと食べられなかったり、お話もできなかったり、...でもそれも受け入れなけれなきゃね。それも自分が受け入れて、その中からどうやって幸せで生きていくのかを探さなければいけない。...今幸せですから。」という言葉が印象的であった。一般論として、過去の栄光や苦労が今の人生に影響を与えているとしても、今は今であって、今を受け入れた上で、今を幸せに生きる道を探していくということは確かに重要であると思う。「今はこんなに不幸になってしまったが、昔は幸せだったから、それでいい」という消極的な老後は確かに空しい。

 不定期ながら次回に続く。