じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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§§ 2009年版・岡山大学構内のキノコ(5)コガネキヌカラカサタケの一日

 大学構内で見かけたコガネキヌカラカサタケ(たぶん)。早朝に見事な傘を開いていたが、最高気温33.7度の炎天下であえなくダウン。


7月9日(木)

【ちょっと思ったこと】

川喜田二郎先生ご逝去

 各種報道によれば、文化人類学者の川喜田二郎先生が8日、死去した。89歳。

 川喜田先生のご講演を直接拝聴したのは、2004年の日本質的心理学会第1回大会が最後であった。「KJ法」は今でも、私のところの卒論研究でしばしば用いられているが、元祖「KJ法」ではなく「KJ法モドキ」になっていたり、創造的な発見には至らず、「そんなこと、ちょっと考えればすぐに思いつくことではないか」という程度の分析に終わってしまっているモノも少なくない。

 ウィキペディアの当該項目にも記されているように、「KJ法」は(株)川喜田研究所が商標登録し、名称の許諾をKJ法本部(川喜田研究所)から受けていないものは不当に使用していることになる。もっともこれは、商品や研修会開催に関わる制約であって、学術研究を発展させるという立場から言えば、KJ法であれGT法であれ、関連研究者の手で日々改善させ発展させていくことが必要であると思う。

 ちなみに私自身は、KJ法ならぬJK法を10年以上実践中であるが、なかなか成果が出ていない。JK法とは「じぶん更新法(Jibun Kkoshin-hou」の頭文字をとったものであり、日々のWeb日記執筆を通して、「じぶんを更新」していこうという試みである。

 少々脱線してしまったが、川喜田二郎先生が質的心理学研究に与えた影響はきわめて大きい。謹んでご冥福をお祈りいたします。





ジェル入りマットの冷却効果

 7/9付けのNHKオンライン等のニュースによれば、「朝まで涼しく眠ることができる」などと長時間の冷却効果をうたって販売されている、ジェル入りのマット3商品について、国民生活センターがテストをしたところ、いずれも30分程度しか効果が持続しないことがわかったという。

 先日、ホームセンターで通常販売価格の30〜40%引きの商品があった時に購入して使っているが、確かに、朝まで効果が持続するということはない。但し、私自身は、布団に入ると30分も経たないうちに熟睡してしまうし、夜半には涼しい風が吹いてくるので、エアコン無しでも朝までたっぷり寝ることができる。こうしてみると、ジェル入りマット商品の効能は、その人の睡眠パターンや、室内の温度変化の特性(風通しの悪い部屋に寝ているのかどうか)によって異なってくるのではないか思う。