じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山市北区・福居バス停付近のごみステーションの定点観察。次回の収集日が月曜日であるにもかかわらず、土曜日夕刻より何袋かが持ち込まれていた(写真上)。今回はネットがかぶせられていたが、その隙間からカラスによって引きずり出されたのであろうか、歩道上には日曜日朝から、早くも食い荒らされた生ゴミが散乱していた(写真中)。

 ところで最近私が気になるのが、このごみステーションから一筋北側を流れる座主川(旭川からの用水)への不法投棄である。日曜日早朝の散歩中にも、少なくとも3袋が上流から流れてきていた(写真下)。流れていたのはいずれも岡山市指定有料ごみ袋ではない、スーパーのレジ袋に入ったものであった。カラスが川に放り込んだのか、それとも、指定ごみ袋を使うのがイヤで川に放り込む不届者が現れたのかは不明であるが、袋が破られていないことからみて、人間の仕業である可能性が高い。いずれにせよ、用水路への不法投棄は下流の堰に集積していくので、いずれ問題化するであろう。ごみ袋が水没しないうちに拾い上げて中身を精査し、宛名の書かれた請求書などを手がかりにごみ袋不法投棄者を割り出して厳罰に処すべきである。



6月13日(土)

【思ったこと】
_80613(土)[心理]ゴミの不法投棄はなぜ起こるか(6)

 とりあえずのまとめ。

 ゴミの不法投棄がなぜ起こるのかという問題は、結局
  1. 不法投棄は直後に強化されやすい。
  2. 不法投棄を直後に弱化する(罰する)方法としては、監視員の配置、厳罰化などが考えられるが、深夜にこっそり捨てたり、上掲の写真にあるような用水路へのポイ捨てを完全に処罰することはなかなかできない。
  3. 道徳、倫理、環境配慮などに関するルール支配行動、すなわち、「不法投棄はモラルに反するので悪いことだ(不法投棄→モラルと矛盾という結果)」、「不法投棄は環境破壊につながるので悪いことだ(不法投棄→やがて環境破壊という結果)」というような間接効果的な随伴性を確立し、かつ、結果の重大さを高めるような確立操作を行うことは有効であると考えられるが、その効果は人によりマチマチであるため、画一的なキャンペーンや制度化では効果がうすい。
というような点に集約できるのではないかと思う。

 ところで、6月12日に「たけしのニッポンのミカタ!」という番組で、「ゴミ大国ニッポン!列島がごみで埋まる日」という話題を取り上げていた。私にとっては就寝時刻以後の放送であったためDVDに録画して少しだけ再生してみたが、「ゴミは分別せずにどんどん燃やせ!?」というロジック、さらには、生ゴミがどうしてたくさん排出されるのか、「ゴミを消滅させる3ヵ条」など興味深い内容から構成されていたようである。ひととおり見終わった段階で、この続編を書きたいと思っている。

 次回に続く。