じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 農学部・農場の田んぼの水張りが始まった。6月4日の午後から給水が開始され、6月5日には写真のような水田が出現した。


6月4日(木)

【ちょっと思ったこと】

モバイルタイプのプロジェクタ

 今年の春に大教室の視聴覚設備が改善され、ノートパソコンを持参すれば、どの講義室でも、パワーポイントスライドやDVD教材を投影することができるようになった。しかし、小規模の演習室には未だにそのような設備がなく、受講生がパワーポイントを使って発表会をするような場合は、ノートパソコンのほかにプロジェクタを持ち込まなければならない。

 6月〜7月には学外オープンスクールの説明要員として四国各地や山陰に合計5回の出張を予定しているが、そのさいにも、会場の白壁に説明スライドを投影する必要がある。しかし、私が授業用に使っているプロジェクタは3kg以上もあって、パソコンと一緒にJRやバスで会場まで持ち運ぶにはちょっと重すぎる。

 そんなこともあって、大学生協のカタログやネット記事で、手軽なプロジェクタは無いものかといくつか探してみた。

 まず、私が目をつけたのはA社製の超軽量のLEDプロジェクタである。重さはなんと147g。これならカバンのポケットにも入れられる。価格も、実売価格で2万円台とかなり安い。

 しかし、残念ながらこの製品は、今回の利用目的には適さないことが分かった。というのは、比較的明るい室内や昼間の演習室内では、画面が暗すぎて文字が読み取れないのである。仕様によれば、このプロジェクタの明るさは15ルーメン、適正投射距離14cm〜2.4mとなっているが、2.4mの投射距離で画面を眺めるためには、部屋を相当暗くする必要があるのではないかと思う。もっとも、このプロジェクタは、 LEDの寿命が約20,000時間と、通常のランプ光源よりはかなり長い、1日3時間ずつ使うと6666日という計算になる。私の寿命まで長持ちしそう。

 次に目にとまったのが、B社製の6万円台の製品である。こちらのほうは2500ルーメンとかなり明るく、これなら日中の大教室でも十分に使えそうだ。但し重さが2.5kgというのは、JRやバスで持ち運ぶのにはちょっとシンドイ。なお、この機種はHDMI端子がついており、色合いもいくつかのモードに変更できる。大型液晶テレビを買うよりは、この種のプロジェクタを買って地デジ対応の録画機とHDMIケーブルで繋いだ方が、はるかに安上がりで大画面のハイビジョン映像を楽しめるのではないかと思う(もっとも、毎日長時間視ているとランプの交換にお金がかかるかもしれない。ちなみに、この光源ランプの無料保証期間は、購入日から起算して満3ヶ月又は500時間使用のいずれか一方に達するまでということだそうだ。但し、私が以前から使っているプロジェクタはまだ一度もランプを交換していないので、500時間経ってすぐに切れるというものではなさそう)。

 けっきょく、軽さ、明るさ、耐久性という3条件が選択のポイントになるかと思う。具体的には、重さ700g前後、明るさは500ルーメン、LED光源がよろしいのではないかと思うが、10万円以下の価格ではなかなか適した製品が見つからない。K社の製品が140ルーメン、重さ760g、LED光源、価格9万円台ということで、私が探した製品の中では一番、条件を満たしているように思える。