じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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§§ 2008年版・岡山大学構内の紅葉(16)晴の日と曇の日のモミジ

 岡大西門のモミジの紅葉が見頃となってきた。このモミジは座主川沿いの裏手にあってあまり目立たないが、ある角度から眺めると楽天版掲載の写真のように、京都の庭園並みの景観を楽しむことができる。

 もう1つの楽しみ方は、時計台前のアメリカフウ(モミジバフウ)の紅葉とのツーショットである。但し、晴天の日は、写真下のように、モミジの葉っぱのほうが暗く写ってしまってうまく撮れない(ストロボを使用するか、画像処理ソフトで補正すれば何とかなりそうだが)。写真上(11/17撮影)のように、曇のほうが、手前のモミジとアメリカフウの明るさが同じ程度になるため綺麗に撮れる。

 なお、昨年11月19日の写真が、こちら(写真右側)にあり。


11月18日(火)

【ちょっと思ったこと】

ガソリン114円

 夕刻、行きつけのセルフスタンドでガソリンを入れたところ、1リットルあたりの値段は、会員価格・曜日割引込みで114円になっていた。

 このところ土日も忙しくて遠出しなかったため、ガソリンを入れたのは9月下旬の北九州帰省以来、なんと50日ぶりであった。あの時は確か、安いスタンドでも1リットルあたり156円くらいだったと記憶しているから相当な値下がりである(というか、8月頃の値段はあまりにも高すぎた)。しかし、車を使う機会が少ないこの時期に値下げされても、遠くに出かける時間的余裕は全くない。

 そう言えば、昨年の11月23日前後は、夫婦で三瓶山に登ったところであった。しかし、大山のリアルタイム映像から推測するに、今年は、中国山地の高い山はすでに雪化粧しており、年内にいったんは融けるとしても、そう簡単に登れる状況には無さそう。

【思ったこと】
_81118(火)[心理]日本心理学会第72回大会(44)well-beingを目指す社会心理学の役割と課題(14)航空機事故遺族の“well-being”(5)

 昨日の続き。

 話題提供のいちばん終わりのほうでは、「ジャーナリストの(惨事)ストレス調査」についての簡単な報告があった。このことに関する研究プロジェクトがあり、その報告を兼ねていた模様である。
 今回取り上げられている航空機事故のほか、殺人事件、自然災害、鉄道事故などは、遺族ばかりでなく、それらの事故や事件を取材したジャーナリストにも多大な影響を及ぼす。このことについての事案の内訳、様子、体験した内容などが分類され比率として紹介された。但し、ジャーナリストにおいても「トラウマ後の成長」があるのかどうかについては、特に言及されなかったように思う。

 凄惨な事案に直面した時には、ジャーナリストのみならず、救急隊員、医療関係者、警察官なども相当のストレスを受けるはずである。そう言えば、昨日の毎日新聞記事で、JR福知山線脱線事故で多数のけが人が搬送された病院の看護師が「事故の惨事に直面して心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症した」として18日、国に労災認定を求める訴訟を神戸地裁に起こしたというニュースが伝えられた。訴状によると、女性は事故当時、重症患者らの処置に当たった。数日後から涙が止まらなくなり、過呼吸や抑うつなどの症状も出て、同年9月から休職。「事故を想起することで情動が不安定になり、大きな心理的影響を受けた」とPTSDの診断を受けたという。門外漢の私にはその重大さは推し量ることができないけれど、医療関係者という職業にあるからといって、重症患者を看ても平気だということにはならないだろう。まもなく始まるという裁判員制度でも、ふだん平穏な社会に暮らしている人が半ば強制的に裁判員に徴用されて凄惨な事件に直面させられるということになれば、おそらく相当程度のPTSDが発症するはずである。非常に気にかかるところだ。


 次回に続く。