じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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§§  11月1日(土)〜2日(日)、農学部で第32回岡山大学農学部収穫祭・農学部フェア収穫祭が行われた。写真上は、2日朝の様子、写真中段は午前11時頃の賑わっているところ、写真下は翌日3日(月)の祭りの後の風景。祭りが終わり、楷の樹の紅葉がいよいよ本番を迎える。


11月03日(月)

【思ったこと】
_81103(月)[一般]「にっぽん巡礼〜心に響く100の場所」と私のアルバムサイト

 11月3日の昼食時にNHK秋の特番「にっぽん巡礼〜あなたの心に響く場所〜」という番組の一部を観た。この番組は10月11日にNHK-BShiで放送された番組の再放送であり、また、すでにミニ番組として10月25日から7箇所ほどが何度か放送されている模様であった。

 今回の特別番組で取り上げられた場所は、恐山(青森県)、天橋立(京都府)、最上の巨樹(山形県)、東京タワー(東京都)の4箇所であり、それぞれに特別の関わりを持つ方々が登場し、自分の思いを語っておられた。ちなみに私自身は、恐山は空から眺めただけ、天橋立は近くを通っただけ、最上の巨樹は訪れたことがなく、いずれも馴染みの無い場所であった。最後の東京タワーについては、完成間近な頃から何度か訪れたことがある。




 番組の中で、まず恐山については、俳優の宇梶さんが、人間不信だった若いころにここを訪れ、人間の優しさを感じて再び人を信じる気になったと語っておられた。また2番目の天橋立については、息子さんを白血病で亡くした桂福團治さんが、天橋立を暴れ者だった龍の姿に見立てる話に感動し、以来、あの世とこの世を結ぶ場として燈籠流しに参加しながらその思いを語っておられた。

 スタジオのほうでは、日本には「あの世の出張所」のような所があり、かつては身の回りあちこちに存在していたが、今では場所が限られているというようなご発言があった。ま、あの世の存在に関しては私は一切信じないものの、とにかく、大地や大自然とじかに接して自分を見つめ直す場所というのは必要であり、日本あるいは海外のいくつかの場所はそれにふさわしい条件を満たしていると私も思う。

 3番目の最上の巨樹は、途中までしか拝見しなかったが、森の中で巨樹や老木に接する時の私の気持ちは、かなり近いように感じた。ちなみに、今年の春にアイスランドを旅行した時にも思ったことであるが、確かに、や、や、フィヨルドなど、日本国内では見られない壮大な大自然があってその美しさには感動できたのだが、同時に何か物足りない、というか、こういう場所で一生暮らすにはちょっと不足があるなあと思うところもあった。それは、少なくとも私が訪れたエリアでは、季節が早春ということもあって、植物が殆ど見られず、巨木や草花から生きる力を貰うことができなかったという点にある。私はとにかく山登りの中でも火山が好きなほうで、頂上から煙が出ている山ならどこでも登ってみたいとは思うが、火山から感じる大地のエネルギーと、巨木や草花が与えてくれる「生きる力」では質的な違いがあるような気がしてならない。日頃植物に囲まれているからこそ、時たま火山や砂漠に行ってみたいと思うのであって、そういう場所に長期間暮らしてみたいとまでは考えていない。

 最後の東京タワーの部分は、残念ながら拝見できなかった。




 そう言えば、先週と先々週に風邪で外出を控えていた時に、旅行先の写真を整理し、その一部をじゃらんの「観光・おでかけガイドに投稿した。今回の連休でもさらに写真を追加し、11月4日朝の時点では、
現在の投稿数
フォトアルバム:40冊 (フォト:529枚)
クチコミ:43件 (フォト:43枚)
という、かなりの数になっている。当該サイトのTop画面の右上にはおでかけMAPがあり(但し、表示にはFlash Playerのインストールが必要)、都道府県別に投稿した枚数が濃淡で表示されるようになっている。私自身は一応すべての都道府県を旅行したことがあるので、少し古い写真を含めて、いずれこの白地図をすべて塗りつぶそうかと考えているところでもある。

 もっとも私が提供できる情報は、
  • この場所ではこんな美しい風景が見られることもあります。
  • こういうアングルで眺めると面白いですよ。
  • おでかけになる際にはこういうことに気をつけるといいですよ。
という程度の便利情報であって、冒頭に挙げたような「巡礼」の紹介はまず不可能。というか、幸いなことに私自身はこれまでのところ、旅行先で亡くなった人の思いに耽ることは全くない。むしろ、老木や草花と接して生きる力をもらい一体感を得るといったことを志向しているところがあるが、プロの写真家でない私には、そこまでの表現力は無い。写真が気に入ったらご自身でそこを訪れ、どうかご自由に思いに耽ってください、という程度の情報発信しかできないし、それで構わないと思っている。