じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山大学構内でお花見(45)文学部西側の花園

 文学部西側の空き地に生えるグラジオラス。このあたりの空き地は雑然としているが、よく見ると、グラジオラスのほか、ダリア、マツバギク、ルドベキア、白蝶草、ハルシャギク、オミナエシなど、いろいろな花が咲いている。このほか、ラベンダー各種、ローズマリー、オステオスペルムム(ディモルフォセカ)、レオノチス、白妙菊、コスモス、百日草、除虫菊、パイナップルリリー、アイリス、オキザリス、バーベナ、テッポウユリ、タカサゴユリ、遅咲きニゲラ、アニソドンティア・マルバストロイデス、フジバカマ、ダンチク、チューリップ、水仙、アネモネ、シーラ、ツルニチニチソウ、宿根スイトピー、パンヤソウ、蔓バラ、段竹などの多年草があり、それぞれの季節に花を咲かせている。これらの多年草は、実はすべて、私がこっそり植えたものばかりだったりする。


7月11日(金)

【思ったこと】
_80711(金)[心理]「じっとして動かない」は行動か?(3)

 昨日までの日記では、

●じっと動かずに獲物の出現を待つ

というような事例を挙げた。こうした状態は、断片的に捉えれば、「動く」という行動が出現していない状態と見なすことができるし、もし動けば好子消失になるという点で弱化されることも間違いない。しかし、狩りをするという一連の行動の流れで見れば、能動的な行動連鎖の1コンポーネントであると考えることができる。

 同じような事例としては、

●隠れんぼで遊んでいる時、鬼に見つからないように隠れてじっとする
●大地震の揺れがあった時、頑丈な机の下にもぐってじっとする
●逃走中の泥棒が、警察に見つけられないように隠れる

などを挙げることができる。いずれの場合も、「じっとして動かない」こと自体は、それほど苦痛ではない。長時間経過した場合に退屈し、不自由な姿勢で筋肉痛を起こす程度で済むだろう。

 これに対して、「苦痛に耐えながら我慢する」というタイプの「じっとして動かない」もありうる。歯科の治療台で、歯を削られる痛みに耐えてじっとしているというのはその一例であるし、

●蒸し暑い場所でじっと座って順番を待つ
●修行のため、滝に打たれながらじっとしている
●苦痛に耐えながらじっと我慢して胃カメラの検査を受ける

なども同様であろう。

 これらは共通して、苦痛を与える何らかの嫌子が現に存在し、それから逃れようとする行動が「嫌子消失の随伴性」で強化されやすい状況に置かれていると考えることができる。「じっと我慢をする」というのは、敢えてそういう逃避行動を制止している状態のことを言う。

 「じっと我慢をする」ことは、
  • 水に潜った時に息ができなくて口を開けそうになる、熱い物に触った時に手を引っ込める、鼻がムズムズしてくしゃみが出そうになる、胃透視検査の時にゲップが出そうになる、といったレスポンデント的な反射を、オペラント的にな筋肉作用によって制止させるようなケース
  • オペラント的な逃避行動を制止させるようなケース
  • 広義には、ネガティブな情動反応出現時の対処行動の1つ
というように複雑な要因が絡んでおり、いちがいに、「じっと我慢をする」イコール「オペラント行動」であるとは言い難い面もある。いずれにせよ、「我慢をする」を断片として捉えるのではなく、一連の行動のコンポーネントとして位置づけたほうが説明しやすいし、「我慢をする力を伸ばす」ことにもつながるのではないかと思われる。