じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 大学構内のお花畑消滅

 今週月曜日、大学構内にあった2箇所のお花畑が消滅した。

 写真上部分は、農学部構内のヒマワリ畑の変化。このヒマワリ畑は種をとる目的で植えられていると思っていたが、最近になって、こういう教育企画のもとで実施されていることが分かった。ということで、これから先もう一度、どこかにヒマワリ畑が出現するものと期待される。

 写真下部分は文法経グラウンド南にあったハルシャギクの群生地。ここには、一般教育棟耐震補強工事関連のプレハブ倉庫が建設されることになっており、月曜日から工事が開始された。


7月8日(火)

【ちょっと思ったこと】

シリウスは北北西には見えない

 夕食時にたまたま視たTV東京系の「新説!?日本ミステリー」という番組で、聖徳太子はペルシャ人だったという新説(珍説?)をまことしやかに取り上げていた。

 大学入試以降、日本史のことは全く勉強したことがないので、真偽についてあれこれ意見を述べる立場にはないが、ただ1つ、太子道が真北から北北西方向に約20度の傾いていることについて、、ペルセポリスも同じように北北西に20度傾いており、シリウス信仰という点で共通点があるというようなことを言っていたのが気になった。

 私の聞き間違いでなければ、冬至(=当時のペルシャの元日)の真夜中におけるシリウスは北北西20度の方向にあるというような妙なことを言っていたようだが、北半球にある日本やイランで、シリウスが北北西方向に見えるということはあり得ない。

 ちなみに、天文年鑑によれば、シリウスの赤経は06h24m31sとなっており、冬至の日の真夜中であれば北北西の正反対の南南東方向に見えているかもしれない。たぶん私の聞き間違いか、登場人物の言い間違いではないかと思う。

 もっとも、星座の見える方向というのは、歳差の影響を受けるはずだ。聖徳太子は西暦574〜622年頃の人と言われており、いっぽうペルセポリスは紀元前500年頃に作られた建物である。歳差は約25800年ときわめて長いが、ペルセポリス建築当時と、聖徳太子の時代、さらに西暦2008年の夜空では、1000年、1500年といった隔たりがあり、シリウスの方向は、10°〜20°前後ずれていたものと思われる。




阪神のCSマジックの計算方法の謎

 阪神タイガースは7月8日の巨人戦を5―3で制し、今季初の7連勝。今季最多の貯金28で、2位中日とのゲーム差も今季最大の12.5に広げた。これにより、クライマックス・シリーズ進出マジック「55」が点灯、さらに早ければ11日にも優勝マジック53が点灯するという。

 このうち、私にとってよく分からないのが、クライマックス・シリーズ(CS)マジックの計算方法である。

 いっぱんにプロ野球のマジックというのは、当該チームが「あとn勝すれば、ライバルチームが全勝しても勝率を上回る」という意味であり、他球団5チームすべてにおいて、そのような条件が発生した時に「マジック点灯」という言い方をする。「ライバルチーム(マジック対象チーム)が全勝する」という部分には、直接対決ですべて勝つという意味が含まれており、このことから自力優勝可能性という表現をされる場合もある。

 さて、問題は、CSマジックの計算法である。今回のケースでは、阪神があと55勝すると、巨人、ヤクルト、横浜の3チームは自力で阪神の勝率を上回ることができないという意味。つまり、これから先、中日や広島がどのように勝ったとしても、阪神が55勝すれば最低で3位以上にはなるから、CS進出の権利が得られるということらしい。

 私がよく分からないのは、例えば、阪神があと50勝した場合でもCS進出権利が得られるのではないかということだ。マジック算出というのは、巨人、ヤクルト、横浜の3チームのうちどれか1チームが阪神の勝率を上回るためには、残り試合に全勝するという仮定が含まれている。しかし、「全勝する」というのは、対阪神はもちろん、中日や広島にも全勝しなければならないわけで、そうなると、中日や広島の勝率が阪神を下回ることになり、上位3チームの顔ぶれは入れ替わっても阪神の3位以上は確定するはず。

 うーむ、何がなんだかワカランが、とにかく、阪神はあと49勝して、100勝達成をめざしてもらいたいところである。