じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 午後8時、岡山市が全国1位に

 各種報道によれば、福岡管区気象台は6日、九州北部と山口県で梅雨明けしたとみられると発表した。平年より12日、昨年より17日早い。また、四国地方では7月4日に同様の発表があった。

 中国地方の梅雨明けはまだ先のこととされているが、四国に近い岡山県南部ではすでに実質的に梅雨明けとなっており、7月6日の最高気温は33.6度、また6日朝と7日朝が連続して最低気温25度以上の熱帯夜になった見込みである。

 岡山の暑さの特徴は日の入り後数時間にある。写真は7月6日の夕日の様子。写真右下の資料にあるように、夜8時の気温は31.2度で、ダントツの全国1位となった。


7月6日(日)

【ちょっと思ったこと】

阪神タイガース独走を予想した人/阪神のエースって誰?

 各種報道によれば、7月6日のプロ野球、阪神vs横浜戦は、阪神が3点を勝ち越された直後の9回、2死一塁から関本、新井の連続二塁打で2点を返し、続く金本の15号2ランで逆転。その裏を藤川が締め、今季2度目の6連勝で、両リーグを通じて50勝一番乗りを達成した。これで勝率.685、貯金27、2位中日とのゲーム差は11.5まで広がった。

 この先、「死のロード」や主力選手の北京オリンピック出場により阪神の勝率は若干ダウンするものと予想されるが、「1強2弱3例外」という情勢のもとでは、リーグ優勝の可能性はかなり確実であると言ってよいだろう。

 ところで、シーズン開幕当初には毎年、プロ野球評論家各氏による各チームの戦力分析や順位予想が行われているが、このような「阪神独走」を予想していた評論家はどのくらい居るのだろうか。念のためネットで検索したところ、日刊スポーツの2008年3月28日記事に、
  1. 巨人 チーム力 125.5
  2. 阪神 125.3
  3. 中日 124.8
  4. 横浜 120.4
  5. 広島 118.7
  6. ヤクルト 117.1
という予想が出ていることが分かった。巨人、阪神、中日が上位であるという点は当たっているが、阪神独走という予想には至っていない。

 次に、KTVのサイトに、豪華解説陣による順位予想という記事があった。ここでは、江本孟紀氏、田尾安志氏、金村義明氏が巨人、達川光男氏と片岡篤史氏が中日の1位を予想しているが、阪神1位という予想者は誰も居ない。

 そうした中で、3月28日にスポーツナビに掲載された、中村雄樹氏の巨人連覇はない!? 阪神がセ・リーグ制覇に名乗り続編あり】というコラムでは、
  • 投打のバランスが整った阪神 3年ぶりの優勝か
  • 長いペナントレースを戦い抜くためには、「打線は水物」と言うだけに、やはり投手陣が安定しているチームが有利。その点で考えれば、中日よりも巨人、阪神に分がある。
  • 「オープン戦最下位はペナントレースも不調」というデータから考えれば、優勝は阪神に絞られる。阪神の3年ぶりの優勝に大いに期待したい。
といった、適確な分析が行われており、阪神の独走態勢が最後まで続けば、大いに高い評価を受けることになるだろう。




 さて、阪神タイガースファンとしては独走状態はまことに喜ばしい限りであるが、上記の中村氏のコラムにもある、

●下位球団が“草刈り場”になり戦力差が拡大

という指摘は、考えなければならない問題点であるとは思う。東京生まれの私が巨人嫌いであった一番の理由は、巨人が、ドラフト導入前には金と人気で、ドラフト制度後も、トレードやFAで有力選手を他球団から移籍させるという形で戦力を補強した点が気に入らなかったことにあった。しかしそのことを阪神タイガースにあてはめてみると、いまの独走を支えている一因が、FA移籍組の活躍にあることは否定できない。




 余談だが、阪神ファンの私がいま一番疑問に思っているのは、

●阪神のエースって誰?

という謎である。エースというのは、定義上、筆頭格の先発投手のことを言うが、こちらのデータを見る限りでは、
  • 勝利数と勝率トップは、8勝1敗の下柳投手
  • 防御率トップも、先発投手の中では、2.31の下柳投手
が光っており、客観的に見て、

阪神タイガースのエースは下柳剛投手に決定!

ということにならざるを得ない。これまでの下柳投手というと、3点くらい取られるのがデフォルトであり、それでもなお粘り抜いて、打線の援護で勝利というパターンが多かったようなイメージがある。もちろん下柳投手の今シーズンの活躍には頭が下がるが、とにかく、

●デフォルト3失点の投手が粘り抜けば必ず打線が援護し、最後は豪華リリーフ陣で締めくくって接戦勝利できる

という点が、阪神独走を特徴付けていることは間違いないといってよいだろう。