じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 岡山大学構内でお花見(43)ツユクサ

 昨日の日記にも書いたように、岡山県南部は、6月の降水量が平年の40%、7月は今のところゼロのまま、どうやら梅雨明けを迎えそうな雰囲気である。

 写真は1日前の7月2日に撮影した時計台前のツユクサ。7月3日はよく晴れて日中の最高気温は32.6度まで上がった。また7月4日朝は25度台をキープしており、この夏初の熱帯夜となりそうな気配。


7月3日(木)

【ちょっと思ったこと】

「ダビング10」と地上デジタル放送

 各種報道によれば、デジタル放送の番組をダビングできる制限を現在の1回から10回に緩和する「ダビング10」が、7月4日午前04時より運用開始され、録画した番組を10回ダビングすることができるようになったという。

 我が家では今のところアナログ放送のテレビとDVDしか設置していないのでこのことによるメリットは何も無いが、長期的に見れば、「ダビング1」より「ダビング10」のほうが便利であることは確かだ。

 もっとも私自身の場合、これまでのアナログ放送の場合でも、10回もダビングするなどということはまずない。私が録画するのは、海外の大自然紀行番組か、昔観た映画、教材資料に使えそうな取材番組、著名人のインタビューなどに限られている。ハードディスクの空き容量を確保するために、時たまDVDハードディスクからDVDにダビングすることがあるが、通常は、2枚(保存版と、それが壊れた時の予備版)に限定している。それ以上ダビングしていたら、保存する場所にも困るし、コストもかかりすぎる。「ダビング1」ではダビング中にトラブルがあったり保存用DVDが壊れた時に困るけれども、せいぜい「ダビング3」もあれば十分という気がしないでもない。

 さて、現在放送されている地上アナログ放送は2011年7月24日までに放送を終了し地上デジタル放送に移行することになっているようだが、この話を聞いた当初、地デジ受信のためには特別のアンテナをつけなければいけないのかと思い込んでいた。しかし、ウィキペディアの当該項目にも記されているように、実際は
1953年に放送が開始されたアナログ方式のテレビジョン放送(VHF1〜12ch・UHF13〜62ch)を、「電波の有効利用」を主目的にUHFチャンネル(13〜52ch、53〜62chは2012年まで暫定使用)のみを使用したデジタル方式に置き換えるものである。
となっていて、どうやら、UHFが受信できる設備があれば、単に同軸ケーブル端子につなぐだけでデジタル放送が受信できる模様である。従って、デジタル特有の精細画面を見なくてもよいということであるなら、安価な簡易地デジチューナーを買えば当分はそれで対応できるはずだ。

 また、電器屋さんは、もっぱら、地デジ移行を高価な薄型テレビの販売の目玉に据えているようにも見えるが、パソコン用の液晶ディスプレイがあるなら、薄型テレビは必ずしも必要ない。地デジ「ダビング10」対応のDVDレコーダーで録画し、DVDにダビングして視ればそれで済むようにも思える。手元にあったチラシによれば、DVDレコーダーの価格はおおむね5万円〜10万円となっていて、それほど高価というわけでもない。

 もう1つ、最近の電器屋さんのチラシではハイビジョン対応を強調しているものが多いようにも見受けられるが、少なくとも私には、地デジ画面とハイビジョン画面でそれほど決定的な差があるようには思えない。もともと、昔の映画やドラマなどは、いくらハイビジョンで観ても元の画質以上に精細になることはない。また、ニュース番組、トーク番組、各種ドラマなどみなそうだが、人間の顔が大きく映し出されるような場合は、あまり高画質にすると、かえって、顔面のニキビやホクロや毛穴や厚化粧などが目立って、キモイという表現ピッタリになり目を背けたくなることがある。スポーツ番組などはさらに強烈であり、少なくとも私個人は、汗まみれの皮膚やボクシングで血まみれになっているような精細映像を視たいとはちっとも思わない。ま、とにかく、薄型テレビの性能やサイズにもよるだろうが、フルハイビジョン画面などというのは、宣伝されているほど顕著な精細さがあるわけではないように思う。