じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 7月1日早朝の空。日の出直後、座主川の真上に、帯状の雲がかかっていた。飛行機雲とは違うように見えるが、どのような気象条件で発生するものなのだろうか。



6月30日(月)

【ちょっと思ったこと】

2008年の上半期終わる

 1年間の折り返し点は、日数単位では7月2日の正午(うるう年の場合は7月3日の午前 時)だが、月単位では7月1日午前0時となる。

 この時期に毎年のように書いていることだが、歳をとるごとに月日は飛ぶように流れていく。日々の自己点検と総括を怠ると、あっというまに来年になってしまいそうだ。その意味でも、Web日記をきっちりつけることは重要ではないかと思う。

 さて、私の場合、いま現在が55歳、下半期の終わりまでには56歳になるが、この歳になると、定年までの期間(あと9年半あまり)や、平均余命(おおむね26年)のことをかなり気にするようになってきた。

 もっとも、人生の終期に向かうことの恐れはあまりない。人間でも動植物一般でも、個体単位では必ず死ぬものであって、このことでじたばたしてもしようがない。平均余命程度(おおむね81歳)までは長生きしたいとは思うが、ある日突然、癌にかかっていることが分かり、余命半年であると宣告されたとしても、もうそれはそれで仕方がないことだと思っている。私は基本的に無神論であり、死後の世界などはこれっぽっちも想定したことがないし、また、神様が寿命を決めていると思ったこともない。車のメンテと同様、自分の体も少しずつガタが出てきて、修理で治せる部分もあるし、そのうち走らなくなることもある。病気や事故にはすべて原因があり、日々メンテをすれば、ある程度は防ぐことはできる。しかし、どんなに頑張ったところで、最後は老衰で消滅していくほかはない。

 そういう中で、特に気にかけているのは、規則正しい日常生活と、節目ごとのイベントをうまく噛み合わせていくことである。前者は、日々の生活の基本であり、私の場合、このリズムを損ねると、体調に支障をきたすことさえある。懇親会、忘年会などの行事を殆どすっぽかしている一番の理由は、帰宅が遅くなると就寝時刻がずれてしまい、翌日が睡眠不足で何もできなくなることを恐れるためである。かといって翌日に遅くまで寝ていると、今度は夜に眠れなくなる。私の場合、通常は、寝付きがきわめてよくて、睡眠障害で悩んだことは一度も無いが、海外旅行から戻った時などには、眠りすぎたあとに寝付かれないで困るということが時たまある。

 いっぽう、日々の規則的な生活だけでは、惰性に流されてしまい、あっというまに1年、2年と過ぎていく恐れがある。これを避ける一番の特効薬は、長期的な視点にたって努力を積み重ね、累積的な達成の度合いを日々確認することにあるのだが、この歳になってくると、努力をしても、それを上回る衰退があって、トータルではなかなかポジティブな方向に進めないことが多い。それゆえ、そういう衰退を補う一手段として、イベント型、単発型の体験を重視していきたいと思っている。国内外の山登りや新たな体験に前向きに取り組もうとしているのも、そうしたイベントがメリハリをつける上で有効と考えるからである。このうち山登りはそろそろ体力的限界に近づきつつあるが、山に登れなくなった時には平地トレッキング、それも無理になったら、観光バスでの移動というように、状況に合わせてスタイルを取り替えていけばそれでよいとは思っている。