じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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岡山大学構内のキノコ(1)
 6月に入り、大学構内にキノコが出現するようになった。写真のキノコは、カラカサタケの仲間と思われる。よく見ると、菌輪を形成している。


6月4日(水)

【ちょっと思ったこと】

「冬のソナタ」と「天国の階段」

 昼食をとるため家に戻ってTVのスイッチを入れたら、「冬のソナタ」のユジンさんそっくりの女性が見知らぬ男と歩いているシーンが出てきてビックリ。番組表を見たところでは、どうやら、2008年5月27日から、テレビ東京系で放送されている、チェ・ジウさん主演の「天国の階段」というドラマであったようだ。

 この時はちょうど第五話であったようだが、チェ・ジウさん扮するチョンソは、冬ソナの最終話、つまり、ユジンがフランスから戻ってチュンサンと再開した時の顔にそっくりだった。そう言えば、「冬ソナ」のユジンさんは、「高校卒業」後はずっと髪を切っていて、撮影裏話のシーンでパク・ソルミ(オ・チェリン役)から「ヘルメット頭」とからかわれていたこともあった。そのユジンが髪を伸ばした姿で登場するのは最終話のみであった。

 夜になってネットで、関連サイトを検索してみたが、この「天国の階段」は、「冬ソナ」同様、韓流ドラマの3原則と言われる「事故」「記憶喪失」「不治の病」がしっかりと組み込まれている上に、ストーリーの展開が不自然で、見続けてもあまりハッピーになれそうもないドラマであるような気がしてきた。というころで録画予約はしないことに。

 それにしても、韓流ドラマではなぜ、「事故」「記憶喪失」「不治の病」が人気を呼ぶのだろうか。二世代以上の人間関係や、長期間にわたる絆を描くことには文化的な背景が感じられるが、「事故」や「記憶喪失」や「不治の病」というのはどこから来るのだろうか。ジャンルは違うが、日本人(日本人の一部?)が、「水戸黄門」、「遠山の金さん」、「必殺シリーズ」といったおきまりの展開を好むのと同じようなものだろうか。

 ちなみに、私は、ドラマや映画の登場人物は、その作品の中でのみ生き続けるべきであり、生身の俳優さんがその作品から飛び出して、トーク番組とか別の作品に登場しても、それを理由に観たいという気にはならない。同じ俳優さんがいろいろな作品に出ているのを観てしまうと、1つの作品の中での登場人物のイメージが崩れてしまって感動が失われてしまうような気になるからだ。2004年1月10日の日記で「生涯一作品主義」と書いたことがあったが、さらに付け加えれば、その作品の感動を保つためには「一俳優一作品主義」が必要ではないかと思ってみたりする。つまり、ある作品で感動した場合、同じ俳優さんが登場する別の作品はできるだけ観ないほうが、元の作品の登場人物のイメージを損なわなくて済むという考え方である。であるからして、「冬ソナ」のユジンやチュンサンのイメージを損なわないためには、チェ・ジウさんやペ・ヨンジュンさんが登場する別の作品はあまり観ないほうがよいということになる。