じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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岡山大学構内のお花見(12)文学部中庭の藤棚(4月24日撮影)。

 今年の2月、この中庭では大規模な剪定作業が行われた(2月18日の日記参照)。右側の昨年4月26日の写真と比べると、キレイさっぱりしている。藤棚の花の付き方自体はあまり変わらないようだ。



4月26日(土)

【ちょっと思ったこと】

ガソリン価格じわりと値上がり

 連休中の外出に備えて、行きつけのスタンドにガソリンを入れに行った。会員割引+曜日割引で4円割引後の価格は1リットルあたり126円であった。あれっ?このあいだはもう少し安かったはずだと思って、この日記を参照したところ、4月11日の日記に122円という記録があった。くそーっ、もう4円も値上げしているのか。 ちなみにここのスタンドは岡山市内ではかなり安いほうであり、他所ではすでに130円台となっている。5月以降に「暫定」税率が復活したらいったい、いくらになるのか思いやられる。

【思ったこと】
_80425(金)[心理]ダイバージョナルセラピー研修会(6)「象牙の船に銀の櫂」とは?

 芹澤理事長の講演ではこのほか、たあたんの効果や、ボール、照明グッズ、ポンコツ車などのさまざまな活用法が紹介された。

 「たあたん」という赤ちゃん人形のことは、DTに関与した当初から知っているが、特に高齢者の女性にとって大きなインパクトがあるようだ。もっとも私自身などは、子どもたちが小さい頃の世話はもっぱら妻まかせにしてしまっていて、何度かお風呂に入れたこと以外は、あまり記憶に残っていない。赤ちゃんの世話をちゃんとしなかった男性が、高齢になってから赤ちゃん人形に関心を示せるかどうかは定かではない。

 もう1つ、DTで活用できる遊具やグッズは、必ずしも高価なものである必要はなく、また、当初の用途とは異なる使い方について創意工夫することも大切というような話があった。国土の広いオーストラリアでは、車の点検・整備は自力でやらなければならない。それゆえ、施設の敷地内にポンコツ車を置いておくと、高齢男性が興味を示すことが多いというような話もあった。もっとも、日本人の男性は車ところか、最近では自転車のパンク修理さえ自力でできないことが多いように見える。それぞれの国情や世代に合わせた対応が必要であろう。

 講演の最後のあたりでは、西條八十のカナリアの歌詞への言及があった。歌詞の4番の「象牙の船に銀の櫂 月夜の海に浮べれば 忘れた唄をおもいだす」というのがまさにDTの精神であり、これぞDTの歌と言ってもよいというようなお話であった。

 私自身ももちろんこの歌は知っているが、歌詞の意味を深く考えたことは無かった。そもそも、「象牙の船に銀の櫂」などというと、相当高価でめったに手に入らないもののように思えてしまうが、このあたりのことをネットで検索してみたところ、「唄を思い出すのに特別なものは要らない。ちょっとしたことが「象牙の船」になり、「銀の櫂」になり、そして「月夜の海」になる。」という解釈も紹介されていた。DTでも、何も高価な用具は不要。想起のきっかけとなるちょっとした品への心遣いが、「象牙の船」、「銀の櫂」、「月夜の海」になると考えるべきであろう。


 ※写真は、DTのプログラムの1つ、ケアガーデン 。写真説明は後日。

 次回に続く。