じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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岡山大学構内のお花見(10)マツバウンラン接写拡大版

 マツバウンランというと、こちらの写真にあるように、群がって咲いている様子を鑑賞するのが一般的であるが、今回は趣向を変えて、接写拡大版の撮影に挑戦してみた。写真右に白っぽく見えている建物は新装時計台。今年はこのほか、マツバウンラン愛好会のBBSにこちらの写真(4月22日早朝、座主川沿いで撮影)を投稿した。



4月24日(木)

【思ったこと】
_80424(木)[心理]ダイバージョナルセラピー研修会(5)グッドフィーリングポスターとアセスメント

 ダイバージョナルセラピー研修会の会場の壁には、受講生各位が作成した「グッドフィーリングポスター」が貼られていた。雑誌やチラシ広告、写真プリントなどを自由に切り抜いて、1枚の画用紙の中に、心地よいと感じられる世界を構成するという課題であったようだ(←正確な課題内容は確認していないので不確か)。

 これらのポスターを拝見して面白いと思ったのは、その内容がまことに多種多様であるということであった。大ざっぱに分類させていただくと、まず、人間がいっぱい写っているポスターと、人間が全く居ない写真を載せているポスターに二分できるようであった。

 人間がいっぱい写っているポスターはさらに、子どもたち、お年寄り、自分自身、スポーツ選手など、被写体によってさまざまに分類できそう。いっぽう、人間が全く居ない写真のほうも、自然風景、動物、食べ物(ケーキ、豪華料理、お酒など)、建築物、家具など、さまざまであった。

 ちなみに、もし私自身が、グッドフィーリングポスターを作成するとしたら、おそらく、こちらのアルバムに掲載しているような、自然風景ばかりをたくさん載せることになるだろう。私の場合、人間がたくさん集まってワイワイやっているようなところは、皆がどんなに楽しそうにしていてもイマイチ性に合わない。できるだけ人の少ないところで、大自然と向かい合いながら、静かに時を過ごすのが最高のグッドフィーリングと言える。そのほか、犬や猫などの動物と接するのも好きであるが、家具や建造物、小説、絵画、音楽には殆ど興味を持てない。ケーキや豪華料理は好きだが、メタボの危険がますます増しているので、そういうものを見てグッドフィーリングというワケにはいかない。お酒も、付き合い程度で飲むことはあるが、自分から飲みたいと思ったことは一度も無いなあ。

 今回の作品の中で、自然風景と露天風呂の写真ばかりを貼られたポスターがあった。どの方か存じないが、たぶんそういう方とは趣味が一致するのではないかと思われる。




 ダイバージョナルセラピーでは「事前調査→計画→実施→事後評価」という4つのプロセスが重視されている。このうち最初の事前調査(=アセスメント。情報収集、インタビューなどによる分析)では、利用者さん御本人やご家族の方からの聞き取りに基づいて、御本人が楽しみとしていること(あるいは、かつて楽しみとしていたこと)が詳細にチェックされるが、例えば、一口に「観光が楽しみ」といっても、都市観光と自然風景主体の観光では内容が大きく異なる。いっそのこと、グッドフィーリングポスター作成の時に使ったような写真の切り抜きをカードに貼って並べ、「このなかから好きなカードを選んでください」としたほうが、御本人の楽しみや興味が詳細に把握できるのではないか、という気がしてきた。

 次回に続く。