じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山大学構内のお花見(4)果樹の花

この時期、農学部敷地内では、桃や洋梨の花が満開となっている。敷地内は立入禁止なので、どちらも金網の柵越しに鑑賞することになる。



4月12日(土)

【ちょっと思ったこと】

アイスランドへの特別な想い
 今回のアイスランド旅行は、たまたま新聞広告を見つけ、旅行期間中に何も公務が無いということを確認したのちにギリギリになってから申し込んだものであった。もっともアイスランド自体には、いつかは行きたいという夢があった。2003年に一度、旅行先として決定したことがあったが、この時は参加者が集まらずに催行中止。その後、チャーター便ツアーも検討したことがあったが、そのうち行こうかと思っているうちに、2007年にはチャーター便自体が運行中止になってしまった(2008年には再開の可能性あり)。

 ところで、北極圏に近い地域としては、ノルウェー、アラスカ、カナダ、グリーンランド、カムチャツカなど、他にも行きたいところはたくさんあるが、私にとってアイスランドは、子どもの頃に読んだジュール・ヴェルヌの『地底探検』という本の影響で、それに加えたプラスαの魅力がインプリンティングされていた(右の写真)。

 この本は今でもちゃんと保管できているが、改めて奥付を見ると、昭和39年7月20日発行と書かれており、私が小学校6年生の秋に読んだ本であることが分かった。この本の影響で、私は、従来の天体観測や園芸の趣味に加えて、鍾乳洞探検にロマンを感じるようになった。ケイビングの技術を持たないので、訪れた場所は観光洞窟に限られていたが、日原鍾乳洞、龍泉洞、秋芳洞、倉沢鍾乳洞、養沢鍾乳洞、大岳鍾乳洞など、高校卒業までにかなりの数の洞窟を訪れたことがあった(←いま挙げた鍾乳洞の中には、現在は入洞そのものが禁止されているところがあるので要注意)。

 今回のツアーでは、じっさいにヴォーゲルマスという溶岩洞窟を訪れたり、また、遙か彼方ではあったが、レイキャビクの湾越しに、雪をかぶったスネッフェルス山を眺めることができた。SF小説には現代の科学技術から見ると荒唐無稽なものが多いが、実際にアイスランドを周遊していると、ホンマに地球の中心をたどり着けそうな地形が各所にあり、ヴェルヌの『地底探検』は、フィクションというより実話ではないかと思われてくるほどであった。