じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 氷の上のヤクの群れ。↓の記事参照。


1月13日(日)

【ちょっと思ったこと】

都道府県対抗女子駅伝

 新春の京都で都道府県対抗女子駅伝が行われ、地元の京都が大会新記録で4年連続12回目の優勝を果たした。2位は兵庫、3位は岡山。

 このWeb日記にも何度か書いているが、京都の駅伝(高校駅伝、都道府県対抗)は、かつて私が生活していたことのある京都市北区一帯(千本北大路〜北大路堀川〜紫明通〜烏丸鞍馬口)や、熊野神社〜百万遍〜北大路一帯がコースに含まれているため、毎回、沿道の風景に懐かしさを感じながら観戦させていただいている。

 今回の大会では、岡山代表の健闘が光ったほか、面識のある学生約1名が大健闘していて、例年になく観戦に熱が入った。

 余談だが、この大会は、中学生から実業団まで幅広い年齢層の選手が出場するようになっている。であるならば、せめて1区間1kmでもよいから、現役を引退した方にも出場してもらうようにすれば、さらに盛り上がるのではないかと思う。増田明美氏や有森裕子氏にもぜひご出場いただきたい(岡山県代表はもちろん有森氏だ)。このほか、有名人ということではなく、アマチュアとして活躍している中高年ランナーにもご出場の機会を与え、全国民的な行事にしてほしいと思う。

【思ったこと】
_80113(日)[旅行]冬のチベット(8)チベット高原を旅行することの意味

 今回の旅行の最大のハイライトであった青海チベット鉄道(青蔵鉄道)の車窓風景をこちらにWeb公開した。今回の旅行では、このほかにもヤムドク湖や、ヤルツァンポ川流域で壮大な美しい光景を眺めることができたが、これから先1カ月は一年中で最も忙しい時期に突入するため、アルバムサイトの完成はかなり遅れる見込みである。

 今回の旅行では全部で11カ所のお寺や宮殿を観光した。それはそれで大いに感銘を受けたし、ちゃんとお参りもしてきたところであるが、私個人は、建造物、壁画、出土品のようなものにはあまり興味が無く、もっぱら、雪山、草原、湖といった大自然とのふれあいを求めて旅をすることを好む傾向がある。そういう意味では、1日に何カ所も寺院を拝観するよりは、例えば、こういう雪山が見える大地にテントを張って、付近を散策しながら一週間ほどのんびりと過ごすという旅行のほうが好きだ。

 充実した生活というのは、環境との能動的関わりの中にこそ見出されるものであるが、旅行中の生活にはその要件は必ずしも当てはまらないように思う。但しそれには、日常の仕事や生活がちゃんとできていることが前提となる。自身の生活空間に能動的に関わっていればいるほど、旅行先でふれあう空間は異質に見えてくる。そのコントラストが現実の生活を引き立たせてくれるのである。であるからして私は、「定年になってヒマができてから旅行したい」という考え方には同調できない。旅行をすることに意義があるのは、むしろ現役で忙しい生活をしている時である。引退したあとの旅行は、第二の人生の主目的と位置づける人たちにとっては別の意義があるかもしれないが、もはや現役生活を引き立たせる効果は失われてしまうだろう。