じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 青海省・西寧で見かけた「吸烟有害健康」の看板。若干気になるのは、文字の背景の花である。また、右横の別の看板を含めて、電話番号が記されているが、何の連絡するところなのか謎であった。


1月12日(土)

【ちょっと思ったこと】


警察署隣接の温泉施設

 昨年12月に開業した「天然温泉ゆずき」に初めて行ってみた。

 この温泉施設は、2005年の秋に「ゆの華」という営業を開始したが、その年の暮れに、理由も告げずに突然閉鎖されてしまった。私たち夫婦はそのことを知らず、翌年1月になってからタオルなどを持ってその場所を訪れ、玄関に張られていた「閉店通告」の張り紙に驚かされたものであった。閉鎖の理由のついては、「経営者が失踪した」、「温泉施設としての正式な認可を受けていなかった」、「配管がこわれたが復旧するお金がなく倒産した」といった諸説が飛び交ったが、現在に至るまで、真相は不明。ローカルな温泉施設であったので、マスコミの究明取材も無かった模様である。

 そういう経緯はあったが、その後新しい経営者が見つかったらしく、昨年12月からリニューアルオープンとなった。私たち夫婦がよく利用するレスパール藤ヶ鳴に比べると、
  • 露天風呂が広い。
  • 別料金で岩盤浴や、また、マッサージなどの多様なサービスがある。
といった点がすぐれているように見えた。

 いっぽう、レスパール藤ヶ鳴には、塩サウナがあるほか、和風呂と洋風呂が男性用と女性用で日替わりとなっていること、岡山空港に隣接した自然に恵まれた環境にあること、などの長所がある。余談だが、レスパール藤ヶ鳴の露天風呂からは、かつて、ヘールボップ彗星を眺めたこともあった。今回の「ゆずき」の男性用露天風呂からは、警察の建物の一部、それも窓枠に格子や金網の入った留置所のような部屋が見えているというのはたいへんユニークであると言える。

 これら2つの温泉施設であるが、場所が相当に離れていることもあって、お客の取り合いになることはあまりないように思われる。

【思ったこと】
_80112(土)[旅行]冬のチベット(7)中国の喫煙対策

 各種報道によれば東京都と埼玉県では1月7日からほぼすべてのタクシーが全面禁煙になった。国土交通省によると、全面禁煙はこれで15都県となり、これ以外の地域の禁煙車も含めると、全国約27万台の半数近い約12万台のタクシーが禁煙車になったとか。

 このニュースからの連想であるが、先日旅行した中国でも、喫煙対策は着実に進んでいる模様である。↑の写真にもあるように、青海省・西寧のメインストリートには「吸烟有害健康」といった看板が掲げられていた。

 このほか、空港建物内での禁煙対策も着実に進んでいるようであった。以前は、禁煙エリアでタバコをくわえながら作業をしている職員の姿を見かけたこともあったが今回はそのような光景は一度も目にしなかった。

 今回の旅行中に見かけた人物の中で、喫煙が最も目立っていたのは、先日の日記で取り上げた某ホテルの社長であった。この社長は、ロビーで打ち合わせをしている時も、年末の祝賀イベントの席上でも、またNHKスペシャルの番組の映像中でも、片時もタバコから手を放さなかった。絨毯の上にこぼれそうになった灰を部下が手のひらで受け止めていたという目撃談もあった。もっともその社長も、1月2日、ラサの空港で再度お見かけした時には、空港内ではさすがに喫煙していなかった模様であった(VIPルームに入っていかれたが、その中で喫煙しておられたかどうかまでは確認できていない)。

 青海チベット鉄道(青蔵鉄道)の車内が全面禁煙になっていたことは1月5日の日記に書いた通りであるが、そこにも記したように、トイレ内でこっそりとタバコを吸う人がかなりの数にのぼっており、そのために、1人あたりのトイレの使用時間が長時間に及び行列ができるというのは困ったことであった。航空機のように煙センサーをつけて厳しく取り締まればよいのではないかと思う。

 日本も中国もいずれ、オーストラリア並みの喫煙対策をとるようになってほしい、というのが私の希望である。