じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 鉄琴の練習をするわたし(1958年7月頃)。もとのプリント写真では背景は真っ黒になっていたが、画像処理ソフトで補正してみると、懐かしい襖や障子が浮かび上がってきた。銀塩写真の記録性はなかなかのものだ。

 ちなみに、この時座っていた椅子は今でも残っている。こちらの写真の右端参照。


10月27日(土)

【ちょっと思ったこと】

ホームズ彗星を堪能する

 10月25日の日記で、大バーストを起こしたホームズ彗星のことを取り上げたが、26日早朝、27日の早朝、27日の夕食後はいずれも曇りや雨で観察することができなかった。

 10月28日(日)の朝3時すぎ、たまたま目が覚めたので外に出てみると、月齢16.5前後の月明かりにもかかわらず、ペルセウス座に見慣れない星が出現しており、肉眼でも容易に話題の彗星がそこにあることが分かった。ペルセウス座α星(1.8等星)よりはやや暗く、ペルセウス座δ星よりは明るい。たぶん2.5等級前後ではないかと思う。28日早朝時点では、これら2つの星と彗星が三角形の頂点を構成していて分かりやすい位置にあった。

 さっそく、双眼鏡(7×50、ヘールボップ彗星の写真コンテストに応募した時にFUJINONから賞品としていただいたもの)を持ち出し、夫婦で観察。これまで見た百武彗星やヘールボップ彗星のような尾は無く、円盤状に輝いている様子を観察することができた。円盤(コマ)全体の大きさや明るさは、これまで見た彗星の中でも第一級と言ってよいと思う。

 いったん寝床に入った後、5時55分頃、空はすでに白みかけていて大部分の星は姿を消していたが、双眼鏡では「円盤」を確認することができた。真夜中に無理に起きなくても、早朝の散歩時で十分見えそう。晴れの日が続けば、まだまだ何日かは楽しめそうだ。

 なお、ホームズ彗星の最新の情報は、アストロアーツや、国立天文台の当該ページにあり。アストロアーツのギャラリーには、投稿写真が続々と寄せられるものと思う。

10/28追記]28日の19時過ぎにも、北東の空に輝いている様子を眺めることができた。