じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 早朝散歩時に見た座主川(旭川からの用水)の朝焼け。9月6日05時40分頃撮影。

 なお、東日本では台風9号が接近中とのことである。温暖化の影響かどうかワカランが、最近の気象現象には 過去の常識は通用しない。
  • 局地的な大雨(水があふれて地下街に流れ込む恐れ)
  • 竜巻、突風
などにも注意してほしい。また、最近では、台風による人的被害の大部分は、屋根からの転落や水かさの増した用水路への転落など、自己責任で防げるものが多い。油断は禁物。


9月5日(水)

【ちょっと思ったこと】

阪神タイガース優勝の可能性

 プロ野球・セリーグでは、阪神タイガースが6連勝し、2位に浮上した。阪神と言えば、シーズン前半に首位に立ちそのまま独走と思いきや連敗を重ねてポシャるケースが多いというイメージが強いが、今年は6月下旬に首位と最大12ゲームの差をつけられていて阪神ファンには「今年のプロ野球は終わった」と思わせておきながら今頃にきてペナント争いに加わるというのだから、ずいぶんと変わったものである。

 ところで9月6日の勝敗表を見ると
  • 巨人 68勝54敗1分 残21
  • 阪神 63勝52敗4分 残25
  • 中日 63勝53敗2分 残26
となっていて、阪神の負け数が一番少ないことが分かる。

 従来のペナントレースでは、負け数が少なく引き分けの多いチームのほうが勝率アップに有利であると言われてきた。

 実際、例えば、各チームがこれから先の21試合を11勝10敗で勝ち進んだとすると
  • 巨人 79勝64敗 
  • 阪神 74勝62敗 残り4
  • 中日 74勝63敗 残り5
という結果になる。この時点での勝率は巨人が0.552である。

 残り試合を全勝した場合の阪神と中日の成績は
  • 阪神 78勝62敗 勝率0.557
  • 中日 79勝63敗 勝率0.556
 となって、阪神の自力優勝の可能性が一番高いことが分かる。

 もっとも、これは日程や、対戦相手を一切考慮に入れない時点での皮算用にすぎない)。また今シーズンはクライマックスシリーズとやらの導入で、日本シリーズ出場を目ざすのか、それとも、あくまでリーグ内首位をめざすのか、見どころが複雑になってしまったように思う。リーグ内の首位は、2002年からは勝率優先に戻り、勝率と勝星で1位が異なる場合だけプレーオフをする形になっていた(但し、勝星が多くても勝率3位以下だとプレーオフなし)と思うが、今回、例えば
  • 阪神が勝率1位、巨人が勝星1位
  • 勝率3位の中日が阪神、巨人の両方に勝ち越して日本シリーズ出場権を得た(よって、阪神と巨人の対戦無し)
というような場合、リーグ内首位決定のために、別のプレーオフが行われるのだろうか?

 個人的には、クライマックスシリーズなどというのは、ペナントレースの目標を分散化してしまうだけで、かえってクライマックスに欠ける恐れがあるように思っている。




緑を守る?石原知事

 各種報道によれば5日、石原慎太郎都知事は猪瀬直樹副知事と、東京都千代田区紀尾井町の参院議員宿舎の移転新築予定地を視察し「こんな素晴らしい緑地があるとは知らなかった。ここをつぶすのは反対」と明言した。石原知事は、現在の宿舎を改築するよう参議院に促していく考えを示した上で、「地震で被災された方もプレハブ(住宅)で我慢しているのだから、議員も建て直しの間はプレハブに住めばいい。都が造りますから」と述べたという。

 今回の石原発言を含めて、最近の東京都の環境を守る施策には、注目すべき面も多いように感じることが多い。

 9月3日の夕刻、車を運転しながらNHKラジオを聞いていたところ、ちょうど、建築家の安藤忠雄氏が、東京湾・海の森計画、募金について紹介しておられた。番組では、子どもたちが拾ったドングリから苗を育成する事業や、公立小中学校の校庭を芝生化する事業についても言及されていた。

 この芝生化については、校庭芝生に農薬を大量散布などという記事もあり手放しで喜べない場合もあるし、自然との共生や地球温暖化防止の根本解決には繋がらないという批判の声もあるようだが、基本的な方向としては間違っていないし、環境保護に向けた子どもたちの意識改革には多いに役立つようにも思う。

 私自身は、東京・世田谷で生まれ、その後、大都市の環境破壊に嫌気がさして、京都→犬山→長崎→岡山と移り住んだ経緯がある。東京に緑の森が復活すれば戻って住みたいという気持ちもあるが、そのためには最低限、

●環七通り廃止、緑道公園化

くらいの大胆な施策を断行してもらいたいと思っている。