じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]
 会議が早く終わったので、夕刻、龍ノ口グリーンシャワー公園で、この夏3回目の体重・体脂肪・コレステロール減少作戦を実行した。

 もっとも、一番の目的は、前回訪れた時に目に留まったコケシ型のキノコがどのように成長したのかを確認することにあった。写真左半分が前回撮影時。右半分が今回の写真(同じ場所だが、右側のほうがやや遠くからの撮影となっている)。

 前回は、「もののけ姫」のコダマのような形をしていてこの世の物とは思えない神秘性を感じたが、カサが開いてしまえば普通のキノコに戻ってしまう。

 なお、このキノコの種名は現在調査中。情報をいただければ幸いです。


7月11日(水)

【ちょっと思ったこと】

梅雨は私の一番好きな季節かも

 「好きな季節は?」などと訊かれると大概の人は、「春」、「秋」、「夏」...と答えるようだが、私の場合、梅雨がいちばん好きな季節かもしれないと近頃思うことがある。この時期はジメジメしているが、熱帯夜の寝苦しさはまだない。私は冷房が嫌いだが、今の時期は日中でも換気扇だけで過ごせる。それと何と言っても、キノコがいっぱい出てきて、逞しい生命力を感じる。

 雨が多いと言えば、かつてタスマニア原生林を訪れた時も、殆どが雨降りの毎日だった。しかし2003年1月10日の日記にも書いたように、ああいう湿気の多い世界というのは、決してフレンドリーではないが、生きるパワーの源であるようにも思う。梅雨時に持病で苦しんでいる方々には申し訳無いが、私個人はどうやら、この時期が最も元気で、イキイキしているように思える(←ナメクジみたいやな)。

【思ったこと】
_70711(水)[心理]「試しに止めてみる」ことの本当の理由(2)

 7月5日の日記の続き。

 前回、
  1. 自分ではちっとも勉強しない子どもに家庭教師Aさんの指導を依頼した。Aさんを雇うことは、その子どもの勉学習慣向上に有効と言えるか。
  2. 花粉症に悩まされている人が、A町からB町に引っ越した。B町の環境は、花粉症の改善に有効と言えるか。
  3. 体質改善のため、毎朝30分の散歩をすることに決めた。それを強化するために、「散歩をちゃんとした時に限って(その人の大好きな)コーヒーを1杯飲むという自己契約をした(散歩しなかった時はコーヒーは飲まない)。このセルフコントロールは有効と言えるか。
というような事例において、A2期間、つまり、「事態の好転が確認できている段階で、途中で止めてみる」という時期を導入することは必要不可欠だろうか、という問題提起をした。

 私なりの考えを述べると、まず、1.では、家庭教師Aさんの長期間雇用が約束されていて、当面、特段の問題が生じていなければ、わざわざ「途中で止めてみる」(←この場合は、Aさんの雇用を休止する)という期間を挿入することは無用な混乱を招くだけであると思う。少なくとも、年度末まではしっかり雇用したほうがよい。

 しかし、1.の本来の目的が「その子どもの勉学習慣向上」にあるとするならば、いつまでもAさんに頼っているわけにはいかない。家庭教師の効果の検証目的、というよりも、子どもの自立を促すために、Aさんの影響力を次第に減らしていくプログラムが求められる。

 また、いくら長期間雇用が約束されていると言っても、Aさんの個人的な事情で家庭教師が続けられなくなることはあり得る。「Aさん雇用」という包括的な効果の検証ではなく、Aさんの教え方のどの要素が有効であったのかという検証を行っておけば、Aさんが突然辞めた時にどう対処すればよいのか、慌てなくて済むだろう。例えば、
  • Aさんの使っていた教材が有効であった。
  • Aさんの双方向的な教え方が有効であった。
  • Aさんの人格的な魅力が有効であった。
  • Aさんの容貌が魅力的であった。
のうちのいずれかであることが事前に検証できていれば、次に別の家庭教師を雇う時に、同じ教材を使ってもらったほうがよいのか、同じタイプの教え方をする人がよいのか、それとも、人格や容貌を重視したほうがよいのか、といった正確な判断ができるようになる。


 次回に続く。