じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]

 農学部東西通りのイチョウ並木の上に輝く月齢3.7の月と金星。金星は、写真中央の銀杏の枝のすぐ上に微かに写っている。


2月21日(水)

【ちょっと思ったこと】

くじら座ミラも確認

 昨日の日記でくじら座の変光星ミラが明るくなっているというニュースを紹介した(こちらにも解説あり)が、夕食後の散歩時に、その位置を確認することができた。国立天文台 アストロ・トピックス (272)によれば、ミラは
今の時期の午後6時半ころ、西の空に大変明るい惑星である金星が見えます。また南の空の中くらいの高さには、オレンジ色に輝くおうし座のアルデバランという星があります。この2つの明るい星を結んだ線上のほぼ中間に、ミラがあります。
というやり方で見つけることができる。但し、金星の位置は日々変化するので、この見つけ方はこの時期しか使えない。




こんなものいらない:宴会形式の懇親

 教職員の懇親組織の会計報告と今後の方針についての説明があった。この組織は、「古き良き慣行」のもとで運営されており、入会や退会の規定さえ無いが、関連部局の教職員ほぼ全員が会員となっており、毎月、給与から会費が天引きされている。

 給与からの天引き額はこれまで概ね(毎月!)2500円〜3000円程度であったが、余剰金が増えすぎたことなどあり、来年度からは俸給の0.3%に値下げされるとのことであった。改正後は、例えば俸給40万円の場合は1200円ずつ天引きされることになる。

 値下げされたといっても、トータルでは相当な額になる。毎月2500円平均で天引きされていたとすると過去16年間の総額はなんと48万円。これから定年までは毎月1500円平均であるとして、さらに19万8000円も払わなければならない。こりゃ、第三の税金だ。

 集められた会費は主として、年度初めの総会費(ホテル宴会場で行われる懇親会)と学部別の忘年会、慶弔費(在職期間中の出産、肉親の葬儀など)、サークル活動の補助、草取り作業の後の焼肉パーティ費用などに充てられるのだが、うーむ、損得勘定だけでみると、お金を取られるばっかりで、殆ど恩恵を受けていないように思われる。

 会費の中でも特に支出が多いのは、年度初めに行われる総会である。ざっと見積もって、送迎費や会場費込みでどうやら一人当たり2万円前後が支払われているように見える。そこまで贅沢しないと懇親できないものかなあ。私などはダイエットと健康管理の都合上、脂っこいものは避けているし、アルコールも殆ど飲まない。かといって欠席してもお金が戻ってくるわけでもない。立食形式で、周りの人と雑談する程度の催しに「懇親」の成果があるとは思えないんだがなあ。

 もし本当に懇親目的を重視するならば、いっそのこと宴会形式をやめて
  • 大学構内を一周するマラソン大会
  • 教職員全員に大学入試センター試験を受験させて、成績優秀者を表彰する
  • 大学構内の空き地に、みんなで協力して花をいっぱい植える
といったイベントに切り替えてもよいのではないかと思うのだが、「古き良き慣行」のもとでは抜本的な改革は難しそうだ。最近では、数名が退会したというウワサも聞いているが、うーむ、私自身はいま退会すると、これまで納めた48万円が戻らなくなる。損得勘定だけで入っているようなものだなあ。