じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] 7月14日の岡山の最高気温は35.5度まで上がり、2日連続の「酷暑日」。最低気温25度以上の熱帯夜も15日までで7日連続となる。
写真は、某建物の入り口で暑さを凌ぐ野良猫。近くに子猫が3匹いたので(←撮影直前に逃げ出したため、写真には2匹しか写っていない)、母ネコと思われる。



7月14日(金)

【思ったこと】
_60714(金)[心理]スキナーの言語行動論とPECSの活用(2)言語行動の定義

 7月7日の夜に行われた

●自閉症児にコミュニケーションを教える指導法 PECSと言語行動論
講師:Andy Bondy ,Ph.D 〔Pyramid Educational Consultants, Inc.〕

という特別講義出席の感想の2回目。

 講義ではまず、スキナーが言語行動をどう定義していたのかについて引用があった。(ページ数は原書

Skinner, B. F. (1957). Verbal behavior. New Jersey: Prentice-Hall

による。なおこの本は復刻版が出ており、今でも入手することができる。)
  • 他者の介在によって強化されている行動(p.2)
  • ...“聞き手”が話し手の行動をそのように強化するように、[言語共同体によって]、条件づけられている場合”(p.225)
 上記の定義は難解ではあるが、いくつかの重要な区別を可能にしている。

 まず、ここで定義されている「行動」は必ずしも発話に特定されていない。書き言葉はもちろん、ジェスチャー、カード交換なども、言語行動の定義を充たせる可能性を含んでいる。

 言語行動は、特定の先行条件(遮断化、嫌子出現、環境要因の一部、他者の言語行動、自己の言語行動)および、後続する結果(遮断化の程度の変化、嫌子の出現や消失、教育として与える結果、あるいは社会的に与えられる結果)を含めて、いわゆるABC(Antecedent→Behavior→Consequence)のダイアグラムで理解していく必要がある【訳および表現は長谷川のほうで適宜変更した】。

 余談だが、日記才人でおなじみの堀内さんの日記(7/13付)で、最近刊行された訳書

『動物感覚〜アニマル・マインドを読み解く』(テンプル・グランディン他/日本放送出版協会、ISBN:4140811153、\3,360)

が紹介されていた。さっそく注文。今回の特別講義は自閉症理解を目的としたものであり、いろいろな点で参考になりそうだ。