じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]
 6月28日に引き続き、大学構内で見かけたキノコの写真第二弾。原木は桜。『岡山のキノコ』(武丸恒雄著、山陽新聞社)によれば、ヒイロタケ(緋色茸)である可能性が高い。よく似たものに「シュタケ(朱茸)」があるが、こちらは北方系で県北山地のブナやミズナラ帯に多いという。



7月3日(月)

【ちょっと思ったこと】

スゴい台風3号

 毎日、デジタル台風経由で静止気象衛星画像を眺めているが、昨日より、台風3号[アジア名:イーウィニャ (EWINIAR) 、 =嵐の神、ミクロネシア命名]の発達ぶりが目立つようになった。この台風、発生から2日間ほどは雲がまとまらず、どこに中心があるのか、見た目には分かりにくくなっていたが、7月3日になって中心気圧は40ヘクトパスカルほど下がり、さらに発達を続けている模様だ。

 気になるのは日本への影響である。気象庁の予想ではまだ方向が定まらないが、米軍合同台風警報センター(JTWC)の予想(7月3日現在)は、7日の18時頃に沖縄の東海上を通過し、8日18時頃には四国沖に達するという図が描かれている。米軍の「予想」というのは、機械的な確率計算に基づくものらしく、先のことまで大胆に予想しつつ、時間経過とともに予想進路が大きく変わっていくという欠点がある。とはいえ、8日夕刻に日本に近づく可能性があるというのは困ったことだ。私自身、じつは、明日から上京し、8日の夕刻に岡山に戻るという出張の日程がある。台風そのものはいずれ弱まるだろうが、梅雨前線を刺激することは間違いなさそう。




おケラの初鳴き

 夕食の散歩時に、この夏初めて、ケラの鳴き声を確認した。「春先にジーーッ」と鳴く虫としてはクビキリギスが知られており、当初は区別がつかなかった。昨年5月27日になって、やっと、クビキリギスとは異なり、もっと弱々しく「ビーッ」と鳴く虫がケラであることを確認。録音にも成功した。ネット上では日本の昆虫カエルの鳴き声 ケラや、あやかし動物園 その10−ケラなどに音声が公開されている。今年はなぜか数が多く、散歩道の4〜5箇所で鳴き声を聞くことができた。

 なお、散歩道ではこのほか、カエルの大合唱に加えて、ガチャガチャ虫(6月28日の日記参照)がいっぱい鳴いている。この虫の正体はまだ確認できていない。木の茂みに多いようだ。「ガチャガチャ」と表現したが、アブラゼミの鳴き始めの「ジリジリ」に近い音にも聞こえる。ネットで検索した限りでは、やはりクツワムシが一番近いようだが、あれって、かなり稀少な昆虫ではなかったかなあ。