じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] 6月25日の早朝、散歩道で、頭の部分が人の顔のようになっている蛾を見つけた。もっとも私は老眼のため、撮影時には見えず、ファイルをパソコンに移した段階でそういう模様があることに気づいた。蛾の種名は不明。お教えいただければ幸いです。


【追記】どうやら蛾ではなく、ヨコバイの仲間みたいです。


6月25日(日)

【ちょっと思ったこと】


カムチャツカ火山群

 25日の夕刻、NHK総合「火と氷の王国 カムチャツカ火山群を視た。別の番組記録サイトによれば、1月23日(月) にハイビジョン特集「世界自然遺産を行く」として放送されたもののようだ。

 カムチャツカと言えば4月23日にNHKアーカイブス「北へ はるかなるカムチャツカ」(1991年(平成3年)10月30日放送)や、民放のいくつかの番組を視たことがあるが(楽天版じぶん更新日記参照)、いずれも半島南部地域の取材が中心であり、最高峰のクリチェフスカヤ火山一帯をTV映像で眺めたのは今回が初めてであった。山麓の風景は知床連山にも似ているがスケールははるかに大きい。気候はまるで違うが、チリの火山に似ているようにも見えた。

 圧巻は、ウシュコフスキー山の山頂氷河の中にできた、深さ500m以上に及ぶ巨大な氷の洞窟であった。夏でもマイナス15度以下のため、この火山の火口一帯は厚い氷で覆われている。しかし、依然として火山活動が続いているため、蒸気の吹き出し口の部分が氷の洞窟を作り上げている。洞窟の内部はマイナス2度くらいで生暖かい。まさに微妙な温度のバランスになっている。

 ところでこの洞窟探検を先導したのは、小久保純子さんという若手のディレクターであった。ネットで検索したところ、東京農大の探検部出身、グループ現代所属となっていた。NHKの正社員かどうかは不明。こちらに2002年、アイスランド氷河洞探検プロジェクトのお写真があった。とにかくスゴイ人だ。

 私自身は残念ながら、クリチェフスカヤ山にもウシュコフスキー山にも登れるほどの体力は無いが、この付近のトレッキングならまだまだ参加可能。昨年のイラン最高峰に登った時に利用したATR社が、すぐ近くの「トルバチク登頂10日間」というライトエクスペディションツアーを募集している。本格的雪山登山ということなので私自身には登頂は無理だが、ベースキャンプまで連れて行ってもらいそこでのんびり過ごすという条件で来年あたり参加を打診してみようかと思う。