じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] 6月9日の楽天日記に時計草(トケイソウ)の一番花の写真を掲載した。

時計草は原則として一日花であり、一度閉じた花は二度と開かないようだ。もっとも、朝開いて夕刻に閉じるというわけでは必ずしもない。写真左は、朝に開いた花が次の日の昼頃に閉じるまでの様子。

花というと最後はだらしなく萎れてしまうものが多いが、この花は複雑な形をしているにもかかわらず、決して萎れることなく最後まで形を整えて閉じるというところがまことに興味深い。

せっかく閉じたのに可哀想だとは思ったが、探求心に逆らえず、閉じた花を6時間後に「解剖」してみた(右の写真の右側)。右の写真の左側は48時間前に閉じた別の花の中味。

なお、この品種は、クダモノトケイソウとは異なり、みすぼらしい実しかならないし、種では殖えにくいようだ。
[今日の写真]


6月18日(日)

【ちょっと思ったこと】


1年の半分があっという間に過ぎていく

 毎年6月下旬が近づくにつれて、もう半年経ってしまったのかと時の流れの速さを感じることが多い。しかも、歳を取るたびにますます速く感じる。

 この半年も、1〜2月は卒論・修論・成績評価などで大忙し、3月はエジプト皆既日食、6月上旬には学会年次大会開催、...というようにそれなりのイベントがあり、また、紀要論文1編と、書籍分担執筆の最終校正を終えたりして、そこそこ頑張ってきたとは思っているのだが、当初の計画からすれば、やり残したことは主観的にみて2/3にもおよび、こんな調子でもたもたしていたら、もう半年、もう1年、...と過ごしているうちにあっというまに定年を迎えてしまいそうな気がする。

 何か面白そうな番組があるととりあえずDVDハードディスクに録画しておくのだが、再生する時間がとれない。録画したタイトル数は60を超えていて、なかには1年以上も前の番組まで残っているのだが、さていつになったら視られるのか。残りのスペースが少なくなると、それらをDVD-RやDVD-RWにダビングして、ハードディスク本体から消していくのだが、いったんダビングしてしまったものは、いつでも視られると思うとほったらかしになる。けっきょく、何十枚も貯め込んで、書棚の場所をふさぐだけになってしまう。

 これらの問題点を抱えつつも、「規則的な日常生活」という点だけはうまくいっていると思う。毎日5時半にはかならず起きて、よほどの大雨でない限りは20分間ほど散歩、それから朝食と、この日記執筆。...夕刻は、長時間会議などによって帰りが遅くなることもあるが、何とか調整して22時までには寝るようにしている。本当は、朝、昼前、午後、夕刻というように時間帯を分けて、それぞれで具体的な達成目標を立てて実行すれば効率が上がるのだろうが、次から次へと優先順位の高い課題がふってくるため、当初の計画はどうしても後回しになる。これがイマイチ達成感がわかない原因ではないかと思っている。




季節の分け方

 少し前にラジオで聴いた話によれば、世界各地における季節の分け方というのは、緯度や地形によって基準が異なっている。緯度の低い地域では「雨季(雨期)」、「乾季(乾期)」というように雨の降り方で季節を分ける。いっぽう、北極に近い高緯度地方は、「白夜」、「極夜」というように光の量で季節を分ける。それ以外の中緯度地方ではもっぱら、気温の変化によって、「春」、「夏」、「秋」、「冬」というように4つの季節に分けることが多い。しかし、日本列島南部は、これにプラスして、梅雨という、雨の降り方を基準にした季節がもう1つ入り「五季」として扱ったほうがよいという説もあるらしい。とはいっても、梅雨期間中、毎日雨が降るわけでもない。晴れれば30度以上、紫外線最強レベルの晴天となる。19日と20日は、岡山では最高気温30度、降水確率0%となっている。熱中症にならぬよう体調管理に気をつけなければ。