じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] 時計台前のマツバウンラン(松葉海蘭)。昨年も全く同じ日に写真を掲載していることに気づいた。1年前にリンクさせていただいたマツバウンラン愛好会もしっかり活動されているようだ。


5月2日(火)

【思ったこと】
_60502(月)[心理]ライフスタイルを変えるという意味(4)環境にやさしく連休を過ごすと言っても...

 いよいよ、5月3日から7日までの5連休が始まった。この日記を書き上げた後は、北九州に帰省する予定である。

 さて、この連載の一環として、環境にやさしい過ごし方というのを取り上げてみようかと思うが、いっけんそのように見えても、結構エネルギーを多量に消費している場合もある。厳密に考えすぎると何もできなくなり、結局、テレビもつけずに、身体も動かさず、布団をかぶって寝て過ごすのが一番ということにもなりかねない。

 例えば、花屋に行ってポット苗を買ってきて大鉢や花壇に植え付けるという行動がある。私自身、土日にはそういう過ごし方をすることが多い。しかしよく考えてみると、ポット苗というのは大概、加温されたビニールハウスで、寒いうちから苗を育てて出荷されたものである。その時に使われるエネルギーは相当なものではないかと思う。

 同じことは、各地のフラワーパークについても言える。花が咲いていなければお客が来ないので、同じ花壇でもけっこうひんぱんに植え替えをやっているものと思われるが、そこでもまたかなりのエネルギーが使われている。熱帯植物園や水族館も同様だ。

 素朴に考えるとアトラクションの多い遊園地よりは、フラワーパークに行くほうが環境にやさしそうに思えるが、じつはそんなに違いは無いのかもしれない。

 温泉施設に行くのも休日の楽しみではある。しかし、岡山市内の「温泉」というのは源泉の温度が30度未満であることが多く、とうぜん加温されている。その時に使われるエネルギーも相当の量になるはずだ。ではもっと遠くの、例えば県北の奥津、湯原、湯郷といった温泉まで出かければよいかというと、それはそれで車のガソリンが必要。

 けっきょく、人間は生きている限りは何かしらエネルギーを消費するし、そればかりか、死んだ時にも火葬場で焼かれて大量の二酸化炭素を排出する。もちろん、だからと言って、好き勝手に消費してよいというわけではない。その場その場の状況に応じて、最も無駄の少ない選択肢を選ぶように心掛けることが基本。また、ある程度までなら、自然志向、リサイクル重視、省エネといった一貫性を持たせたライフスタイルを構築していくことはできると思う。