じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] [今日の写真]  昨日の楽天版じぶん更新日記で、「10年ぶりに、たけべの森に行った」と書いたが、アルバムに残っている写真から推測する限りでは、訪れたことがあるのは、1991年6月と1992年4月の2回きりであった。つまり14〜15年ぶりということになる。
 左の写真は、今回撮影した遊具。「老朽化しておりますが修理は出来ている状態の為、ただ今、無料開放しております。」と書かれてあった。
 右の写真の左半分は、私自身が昔を思い出して遊んでいるポーズ。右半分は15年前の6月、同じ場所で撮った子どもたちの写真。遊具は老朽化し、私自身も老化したが、子どもたちだけはその分、立派に成長した。


4月30日(日)

【ちょっと思ったこと】

1年の1/3終わる

 あっという間に4月が終わってしまった。月単位で考えれば、1年12カ月のうちの最初の3分の1が終わってしまったことになる。歳をとるにつれてますます、月日の流れの速さを実感する。

 昨年度は、授業持ちコマが異状に多かったため、その準備、成績評価、それに卒論や修論の査読・試問、...と、分けのワカランうちにあっという間に1〜2月が過ぎてしまったように思う。そのあと3月に入ってからは紀要論文を1つ書いたが、これも当初の構想から言えば、前半部分を取りまとめただけで紙数オーバーとなった。その後、3月下旬にエジプト皆既日食ツアーに参加。こういう新しい体験というのは、一時的に時間の流れを止めてしまうものだ。1月1日から3月24日までの83日間と、旅行に出発した3月25日から4月30日までの36日間では、後者の日数のほうは半分にも満たないが、主観的には同じくらいの日数を過ごしたように感じる。

 さて、これからの予定だが、6月初めの人間・植物関係学会岡山大会までは、この大会の準備作業が中心となるだろう。事務的な作業に加えて、初日のシンポの企画趣旨説明の準備もしなければならない。
【思ったこと】
_60430(日)[心理]ライフスタイルを変えるという意味(2)

 昨日の日記の続き。ここでいう「ライフスタイルを変える」とは、単に、個々の行動を強化、弱化することで改善をはかるのではなく、一連の行動を関連させながら生活様式全体を変えるということを意味している。では、こういう議論の対象となる行動にはどういうものがあるだろうか。

 例えば、タバコの吸い殻のポイ捨てや歩行喫煙をヤメさせるというだけであるなら、何もライフスタイルまで変える必要はない。監視員を配置したうえで罰則規定を重すれば(=例えば、吸い殻をポイ捨てをしたら直ちに逮捕し、一週間、路上清掃活動に強制的に従事させる)、こういう迷惑行為は速やかに無くすことができるだろう。しかし、いくらそういう取り締まりが強化されても、同じ人は、自分の職場や家族の目の前では相変わらずタバコを吸い続けるかもしれない。ライフスタイルを変えるというのは、望ましくない行動(←ここではポイ捨てや歩行喫煙)を個々に弱化するのではなく、周囲に迷惑を及ぼすような喫煙行為全般を弱化するような改善のことを意味しているのである。

 ゴミの分別収集についても同じことが言える。単に分別を守らせるというだけであるなら、例えば、収集場所に監視カメラを配置するとか、ゴミ袋に戸別番号をつけておいて違反者を割り出すといった厳しい措置をとればある程度は防げるかもしれない。しかし、根本的には、日常生活において、いろいろなゴミを、生ゴミ、不燃物、資源ゴミなどに分類して収集日まで保管しておくかといった、生活スタイル全般の改善が無いと、100%の達成は難しいし、住民としても単に不便さや窮屈さを感じるだけに終わってしまう。