じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] 鬱金桜の花が赤味がかってきた。後ろの八重桜も満開。


4月24日(月)

【ちょっと思ったこと】

建物の外壁の色

 朝、出かける間際、小倉さんの番組(特ダネ!)の冒頭で、東京千代田区の千鳥ケ淵近くに昨年開館した「イタリア文化会館」の赤い外壁のことを取り上げているのを視た。夜、ネットで検索したところ、 といった記事や資料のほか、各種ブログで取り上げられていることが分かった。

 現場を見ていないので何とも言えないが、一般論として、町の景観を守るためにある程度の規制をかけることは決して表現の自由の侵害には当たらないと思う。

 景観の良さというのは主観が入る問題で合意を得るのは難しいと思うが、一般論として、とにかく、自分だけ目立たせようという人工物は概して景観を損ねると言ってよいかと思う。目立たせてもよい建物は、その地域の住民の象徴となるものに限るべきだ。

 例えば、大自然の美しい景観の中に、不細工なレジャー施設を建てれば、これは明らかに景観を損ねる。いくら民有地だからといって、美しい景観を楽しむ権利を奪うことは許されない。また結果として、景観が損なわれた観光地は訪れる客が減り、地元の観光産業に取り返しのつかない損失を与える。

 前にも書いたことがあるが、ボリビアのポトシスクレや景観のたいへん美しい町だった。これは、屋根や壁やバルコニーの色が統一されており、全体として調和が取れているためである。東京のような近代大都市では、建築様式まで統一させるのは到底無理だろうが、せめて壁の色くらいはもう少し調和を保ち、また、著しく目立つような看板は規制するということがあってもよいと思う。

 ちなみに大学の建物の外壁はだいたい同じ色に統一されている。岡大の場合は、新築の外壁はだいたい茶色系。以前、北福利施設(マスカットユニオン)が新築された時(竣工当時の写真)には、外壁が青色系だったため、不評をかったことがあった。当時の大学の方針としては、研究教育施設は茶色系、福利施設は青色系で塗り分けるつもりだったようだが、評判が悪かったことから、そのあとに作られた南福利施設(ピーチユニオン)は茶色系の外壁となった。





議員の年齢

 4月23日に行われた衆院千葉7区補選で、民主党の太田和美氏(26)が、自民党の斎藤健氏(46)=公明党推薦、共産党の徳増記代子氏(53)ら4氏を破り、初当選を果たしたという。25歳から被選挙権があるとはいえ、20歳代で衆議院議員になるというのはなかなか大変なことだと思う。

 ちょうどこの日は、岡山県淺口市でも市議選があったそうだ。岡山版の確定得票一覧を見て驚いたのは年齢の高さである。定数24名の当選者の年齢別内訳は
  • 70歳以上 5人
  • 65歳〜69歳 5人
  • 60歳〜64歳 6人
  • 55歳〜59歳 3人
  • 50歳〜54歳 5人
  • 50歳未満 ゼロ
      となっていて、60歳以上が16人で2/3を占めていることが分かった。残念ながら当選には至らなかったが、候補者の最高齢は90歳、最年少は43歳だった。その地域の特色もあるのだろうが、長年の経験を重視するということか。