謹賀新年

じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



1月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
[今日の写真] 正月らしくナンテンの実の写真。


1月1日(日)

【ちょっと思ったこと】

元日はBS三昧

 元旦の午後は、BS朝日「全盲の天才少年ピアニストショパンコンクールに挑戦」(13時〜15時)の後半を視たあと、18時からは、同じくBS朝日の「BBCスペシャル 未知なるナイルの旅」(〜21時)。スケールの大きさを実感させるような映像は見あたらなかったが、ナイル川流域に棲息する動物たちや、古代エジプト以来の人々の歴史がよく分かった。また、ナイルの大洪水の源がエチオピアで短期間に降る大雨にあるということも初めて知った。第三部の源流探しの探検ロマンはまことに感動的。

 引き続いて21時からはNHKハイビジョン「HV特集 決定版・シルクロードを飛ぶ」。タクラマカンの砂漠公路やトルファンはかつて訪れた場所でもあり懐かしかった。青海湖には行ったことが無いけれど、チベット東部(カム・アムド・黄河源流域)の帰りにすぐ近くを通過したことがありやはり懐かしかった。超低空からの迫力ある映像がすばらしかった。


【思ったこと】
_60101(日)[一般]占い師登場番組の是非


 元日の夜に茶の間で私が視ていた番組の裏番組となったのが、某占い師の「大予言番組」。私はこの占い師が昔から大嫌いで一切視ないことにしているのだが、義母は逆に熱烈なファン。今回も床の間のほうのテレビで熱心に聞き入っていた。

 帰省先の居候の分際であまり批判めいたことは言いたくないのだが、いくら視聴率稼ぎの民放娯楽番組だからといって、占い師のような者に、科学的根拠無しに好き勝手な予言をさせていいものかどうか疑問である。ああいう番組は「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の審査対象にはならないものかなあ。

 もっとも、隣の部屋からやかましく流れてくる「予言」の内容を漏れ聞く限りでは、某占い師は誰も予想できないような意外性のあることはあまり言っていない。要するにいろいろな学者が説いたような説で、かつ常識レベルである程度納得のいくような言説をつなぎ合わせているだけ。学者が主張するならばとうぜん科学的根拠を求められるべきところ、占いではそれが不要。しかも「これが外れれば信頼失墜」というような検証可能なレベルまで具体的には予想しないので、しぶとく人気を保ち続けているのだろう。

 ま、考えてみれば、学者の主張だって、絶対的な根拠があるわけではない。社会構成主義者のGergenによれば、客観性は、基本的に、人間行動の機械メタファーに基づいて言語的に達成される。今の日本や個人の生き方を巡る諸議論が、ある1つの「客観的」根拠によって絶対的に肯定されたり否定されたりということはまずありえない。であるならば、一般庶民にとっては、ややこしい「科学的根拠」の列挙よりも、比較的有名な占い師に語られた言葉のほうがよっぽど分かりやすく納得しやすいと言えるのかもしれない。