じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 岡大七不思議のトップ「落ちない銀杏」がやっと黄葉を始めた(12月2日の写真と比較されたい)。

 農学部構内には、葉が残っている銀杏は他にも数本あるが、樹木全体が葉をつけ、緑の葉が残っているような木は他には全く見当たらない。



12月8日(木)

【ちょっと思ったこと】

入力ミスよりチェックミスが問題

 12月8日の東京株式市場で、みずほ証券が「ジェイコム」株を「61万円で1株」の売り注文を出すつもりのところ「1円で61万株」の売り注文と誤って発注し、およそ300億円の損失をこうむる見通しになったという。このミスは、当日の市場全体にも悪影響を及ぼし、同日の日経平均は301.30円安の15183.36円、TOPIXは29.86安の1568.73に下落したという。

 入力ミス自体は誰にでも起こることであるが、問題は、それが起こりうることを想定して、どういうチェック体制を整えているのかということだろう。チェックさえしっかりしていれば、ミスはもちろん、昨今話題の、マンション・ホテル設計の耐震強度偽装問題も未然に防げたはずである。

 そう言えば、先月、私の住民税をめぐっても入力ミスが発見された。給与袋の中に、住民税を20万円も減額するというような通知が入っていたので、念のため市役所に問い合わせたところ、これは担当者の入力ミスであったという。結局、住民税は元のままの額で徴収されることになった。何も問い合わせていなければ20万円以上得をしていたはずで、少々残念な気持ちがあるが、とにかく、こんないい加減なチェック体制で税額を決められていたのではたまったものではない。今後は、徴収明細ににきっちり目を通すようにしたい。

【思ったこと】
_51208(木)[心理]国際行動分析学会北京大会(7)スキナーの娘婿さんの発表

 Third International ABA Conference: Beijing, Chinaの参加感想の続き。

 27日のセッションの中で印象に残った話題提供としては、他に、

●# 60 Paper Session
The Triad Model of Education and Instructional Engineering.
Dr. ERNEST A. VARGAS (B. F. Skinner Foundation)

この、ERNEST A. VARGASは、スキナーの娘婿にあたる方である。ちなみに、奥さん、つまりスキナーの娘にあたるJULIE VARGASさんは、26日朝に

●# 2 Invited Event English/Manda
Opening Event: B. F. Skinner’s Scientific Discoveries and Their Technological Derivations
Dr. JULIE VARGAS (B. F. Skinner Foundation)
Dr. Julie Vargas’s presentation describes B. F. Skinner’s childhood and touches briefly on his discovery of operant conditioning with its distinctive features. The talk gives an overview of applications derived from the science along with a couple of examples. Skinner’s humanitarian concerns will end the presentation.
というスピーチをされている。

[今日の写真]  もとのERNEST A. VARGAS氏の講演のほうだが、予定時刻になってもなかなか始まらない。奥さんのJulieさんと、ノートパソコンの前で何やら奮闘されているものの、パワーポイントのスライドがビデオプロジェクターでうまく映せない模様であった。

 そのうち、Vargas氏は、操作を諦め、「昨今の科学技術の発展は目覚ましいものです。このプロジェクターは旧式であったため、ノートパソコンの画像信号を伝えることができませんでした。影絵でもやりましょうか。」などとジョークを飛ばし、それから、何も原稿を見ずに50分近く喋りまくった。

 講演の趣旨は何とか理解できたものの、スライド無しはやはり辛い。後で聞いた話だが、Vargas氏が持参した最新のMacは、デジタル映像信号端子しか無いとのことであった。いっぽう、ビデオプロジェクターのほうは、アナログ端子しかない。従来、デジ・アナ変換器を介することでこの問題は解決していたのだが、最新のMacでは、双方向の信号が入らないと映像を送ることができないらしい。専門的なことはわからないが、とにかく、Macを持参してプレゼンをされる方はご留意されたい。

 さて、この国際会議が開催された11月25日(金)から早くも2週間が過ぎてしまった。何かの学会やシンポに参加した時の感想は、なるべく1週間以内、遅くても2週間以内に日記に記すという原則を守ろうとしているのだが、なかなか時間がとれない。中途半端ながら、今回も本日をもって最終回とさせていただく。