じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 夜香木(ヤコウボク)。行きつけの花屋の300円処分コーナーに1鉢だけあったので、これは掘り出し物だと思ってさっそく購入。昼間は蕾の状態であったが、暗くなった頃からいっせいに花を開き初め、部屋中が香りでいっぱいになった。

 だいぶ前に、同じ花屋から100円で買った処分品は、写真右のような花を10月に入っても咲かせているが、こちらは、昼間でも開花しているし香りも無い。どうやらニセモノのようだ。


10月10日(月)

【ちょっと思ったこと】

施設は守るが地球環境は守らない警備会社

 休日に大学に行くと、たいがい、駐車場でエンジンをかけっぱなしにしたまま停まっている車を見かける。車種はマチマチだが、いずれも同じ警備会社のマークが入っている。おそらく、大学からの委託で常駐警備をしていただいているのものと思う。

 警備会社の方はまことにご苦労であるとは思うが1つだけ気になるのが、昼も夜も、窓を閉め切ったままでエンジンをかけっぱなしにしていることだ。真夏の暑い時にエアコンが必要なのは分かるが、20度台前半の涼しい気候でもエアコンは必要なのだろうか。アイドリングストップの必要性が叫ばれているおり、何とかならないものかと思う。




シロフクロウの壮絶な子育て

 NHK地球!ふしぎ大自然「シロフクロウ壮絶な子育て 白夜の北極圏の終わりのほうだけ視た。

 子育てが100%成功しないのはどの野生動物でも同じであり、そのことで食物連鎖が成り立っているとも言えるが、今回のシロフクロウの子育てはまさに「壮絶」という形容詞がピッタリなほど過酷なものだった。

 毎年、シロフクロウたちは、永久凍土の地面の上で、レミングを餌に子育てに挑む。しかし、レミングがどれだけ捕れるのかはその年の気候条件にかかっている。十分に捕れなければヒナに餌を与えることができない。

 シロフクロウは、同じ年でも、時期をずらしてヒナを孵す。これによって最適な食糧事情に恵まれたヒナだけが生き延びる。番組の中でも、先に生まれて生き残った体の大きいヒナ2羽と後から生まれた小さなヒナ1羽の様子が紹介されていたが、親鳥は、数日ぶりに捕れた餌を大きなヒナだけにしか与えなかった。当然小さなヒナは飢え死にしてしまう。しかし、その年は結局、大きなヒナのほうも飢え死にしてしまい、取材地域では1羽のヒナも巣立つことがなかった。

 こういうことを毎年繰り返し、運がよかった年のヒナだけが次の世代となる。北極圏の食物連鎖はこういう形でなんとかして維持されていくらしい。