じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] イランから帰国する日の午後、イランのテレビでサッカーの日本vsイラン戦の中継していた。イランまで行ってイランvs日本のサッカー中継を観戦するなんていうと、なんだか熱烈なサッカーファンのように見えるが、この時の試合は日本国内で行われていた。映像は日本の衛星放送と同一であったようだ。
 なお、イランでは、ラジオでもサッカーの実況放送をやっていたが、大部分は、ボールをキープしている選手の名前を読み上げているだけであった。大相撲、野球、マラソンなどに比べると、ラジオでサッカーの実況を伝えるのはかなり難しいのではないかと思った(←日本人選手の名前しか聞き取れなかったので、そのように聞こえただけかもしれないが)。



8月30日(火)

【ちょっと思ったこと】

風力発電の8割以上はヨーロッパ製

 8月31日朝のNHKニュースによれば、国内で稼働している風力発電は、装置の80%がヨーロッパ製で、台風や落雷などの多い日本の気象条件にあわず故障が相次いでいるとして、専門家らが日本の環境に合うよう、装置の強度などについて指針を作ることになったとか。

 風力発電用の風車は、東京湾、淡路島などで何カ所か実際に見たことがあるが、技術立国日本にある以上、当然、日本製だと思っていた。なぜこんなにヨーロッパ製が増えてしまったのだろうか。

 ニューヨーク市場で、原油の先物価格が初めて1バレル70ドルを超えて最高値を更新したことなどを考えると、これからますます、石油に頼らないクリーンなエネルギーの確保が必要になってくる。日本は石油資源はきわめて乏しいが、風力のほか、地熱、波力、潮汐など、自然のエネルギー資源には他国以上に恵まれている。目先のコストにとらわれずに開発を進め、日本の技術力の粋を結集してほしいと思う。

 ネットで検索したところ、こちらに「風車日本マップ」というのがあった。NHKニュースでは924基が稼働中ということであったが、こちらでは747台となっていた。同じサイトの中のメーカー別の設置台数の円グラフを見る限りでは国産が1/3を占めているように思われるが、いずれにせよシェアが少ないことは確かだ。少し古いが、1998年の世界の風車メーカトップ10でも、日本企業は1社しか含まれていない。

 ちなみに、私が見た風車群で最もスゴイと思ったのはウルムチ→トルファン間で見たこんな風景(関連する写真がこちらにあり)。




佐賀県の空港

 8/30の日記読み日記に

●いくらなんでも佐賀県には空港は無いだろうと思っていたら、ちゃんと有明佐賀空港というのがあったのね。

と書いたことについて、佐賀県民の方々に失礼があってはならないので言い訳を少々。あの考えは、

●佐賀県はへんぴな田舎だから空港など作っても利用者は居ないだろう

という偏見に基づくものでは決してない。むしろ、

●佐賀県は、東部は福岡空港、西部は長崎空港に近く、しかも鉄道や高速道路にめぐまれていて交通の便が良いので、わざわざ空港など作る必要は無かろう

と判断したためであった。実際、Yahoo路線情報で福岡空港と佐賀駅のあいだの所要時間を調べてみると
  • 地下鉄とJR特急ハウステンボス利用で乗車時間正味45分
  • 路線バス利用で67分
という結果になった。佐賀空港と佐賀駅の間の所要時間35分(路線バス利用)に比べるとやや長いが、許容範囲ではないかと思う。

 いっぽう、東京羽田から佐賀県西部の嬉野温泉に行く方法はこちらに案内されているが、佐賀空港より長崎空港からのほうが距離的にも時間的にも短いことが分かる。但し、佐賀空港と嬉野温泉のあいだには9人乗りのジャンボタクシーが運行しており、運賃は大人片道1500円とある。これは格安だと思う。

 ネットで検索したところ、全国の地方空港の一覧がこちらにあった。ま、当然ではあるが、空港というのは大都市圏からかなり離れた地方にあることが多い。それゆえ、関東地方の大規模民間空港は羽田と成田のみ(←他に、伊豆諸島の各飛行場、調布飛行場、民間共用化整備中の茨城県・百里飛行場などあり)。近畿地方も、伊丹、関空、南紀白浜の3カ所だけ(←厳密には、但馬空港、八尾空港?、建設中の神戸沖空港などあり)。いっぽう、九州はすべての県に一カ所以上の民間空港があった。ざっと見渡したところ、民間空港が全く無いというのは、群馬、栃木、埼玉、神奈川、山梨、静岡、岐阜、福井、京都、滋賀に限られているようだ。しかしいずれも、大都市近郊か、近くに大規模民間空港が隣接している県であって、けっして、「空港が無い」ということは県民の恥にはならない。むしろ、無理に空港など作って大赤字を出すことのほうが恥をさらすことになる。ええと、佐賀空港や、いま整備中と伝えられるいくつかの地方空港’茨城、静岡、神戸など)の採算の見通しがどうなっているのかは調べていない。