じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

6月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] 15日は13時半から18時すぎまで会議があり、連日の授業の疲労も重なって非常にくたびれ、途中何度か居眠りをしてしまった。帰り際自転車置き場の横を通ったら、ネコたちもダレて寝ていた。


6月15日(水)

【ちょっと思ったこと】

同窓会名簿と学会名簿の個人情報

 自宅アパート宛てに、某同窓会から案内葉書が送られてきた。おやっ?と思ったのは、宛先が自宅アパート宛となっていたことだ。私は、大学職員録にも学会名簿にも名刺にも自宅住所をいっさい記していない。宛先はすべて勤務先にお願いしているのに、なんで自宅住所が登録されているのだろう?

 おそらく、同窓の方が親切心から、年賀状に記された住所を事務局に伝えたものと推測されるが、今の世の中、本人の承諾なしに第三者に自宅住所を伝えること自体、個人情報保護上問題であるように思う。

 ちなみに、最近は、学会名簿でも個人情報保護が重視されてきたようだ。先日、某学会からは、名簿に住所や電話番号を記載してよいかどうかという問い合わせが届いた。そう言えば、かつては、生年月日まで記載した名簿を出していた学会もあったが、今考えるとゾッとする。

 学会名簿には、これまでのところ、氏名と勤務先住所、勤務先電話、Eメイルアドレス、公用WebサイトURLなどを載せてもらっていたが、今後は、電話番号とEメイルアドレスの項目は削除してもらおうかと思っている。

 電話番号自体は私のWebサイトにも記してあるし、今さら秘密にするようなものではないが、番号が書いてあることによるメリットは殆ど無い。私は、電話というのは、何か別の作業をしている相手の時間を受話器に一定時間拘束し、電話をかけた側の自己主張を垂れ流すための道具であり、本来、緊急かつ他に連絡方法が無い場合の最後の手段として用いるべきもの、というのが私の個人的な考えである。もっとも、最近は授業や会議が多く、私のところに電話をかけて来られても「FAXかEメイルでお願いします」という留守電メッセージが流れるだけのことが多いけれど。

 もう1つ、Eメイルアドレスの削除をお願いしようかと思っているのはもっぱらSPAM対策である。Eメイルで連絡をとることは非常に多いが、わざわざ名簿に記載する必要はない。必要に応じて、お互いに伝え合えばそれで済むことだ。




大型旅客機に期待されること

 国内航空会社の旅客機をめぐるミスや事故が相次いで起こっているようだ。14日には全日空機が機長の判断ミスなどで誤った高度で飛行を続けていたことが明らかになった。15日には、日本航空のボーイング767型機が羽田空港に着陸した際、前輪のタイヤがいずれもパンクして外れ、滑走路で動けなくなるという事故が起こった。これまでのところ、重大事故には繋がっていないが、この種の世界では「ハインリッヒの法則というのがあるらしい。厳重な点検と再発防止の徹底をお願いしたいところである。

 ところで、航空機と言えば、パリ航空ショーが開幕し、エアバスA380が初めて一般公開されたという。A380は二階建て構造となっており、最大約840人の搭乗が可能、これまでに世界の航空会社から154機を受注しているという。しかし、何だかなあ。機内の映像を見ると、エコノミークラスでは、横11列(窓際3席ずつ、中央5席)というようなシートが並んでいたが、窓際席ならともかく、真ん中の身動きとれない席に10時間も座らされていたらそれこそエコノミー症候群になってしまいそうな気がする。昼間飛ぶ飛行機であるなら、やはり眺めが一番だ。横6席(左右の窓際に3席ずつ)ならば、通路側に座ってもある程度外の景色が眺められる。その程度の小型機のほうが私は好きだ。

 A380のような大型機だったら、どうにかして、寝台座席は作れないものだろうか。映画に出てくる宇宙船のように、乗客はカプセルに入ってベッドにくくりつけられる。緊急脱出時の時は、いっそのこと、カプセルごと外に放り出せば(空中ならそのままパラシュートで落下、海上ならそのまま浮かぶ、地上ならば転がす)生存確率も高まると思うのだが...。