じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 5月21日の日記にニゲラの花を掲載したが、その後、写真のように見事に結実。例年、この花壇のニゲラの実は、表面に白いカビのようなものがついてしまうのだが、岡山は今年は雨が少なく(5月下旬は3.5ミリ、月合計で50ミリ、6月上旬は2ミリ。但し6月10日朝まで)、今のところその気配が無い。とはいえ、いよいよ6月11日頃からは梅雨入りになる気配。


6月9日(木)

【ちょっと思ったこと】

サッカーな日のプロ野球(続き)とサッカー人気の東高西低?現象の真相

 昨日の日記の続き。昨日の日記で「サッカーの試合が行われた水曜日と行われなかった木曜日のプロ野球交流戦の動員数を比較すれば、影響がはっきりしてくるものと思う。」と書いた点について、さっそく木曜日のデータを追加してみた。下記のリストで赤字で示した数値が、木曜日のデータの追加分である。
  1. 大阪ドーム(オリックスvs阪神) 24294人→27512人
  2. 千葉(ロッテvs巨人) 20021人→25142人
  3. 広島(広島vsソフトバンク) 15115人→16099人
  4. フルスタ宮城(楽天vs中日) 10322人→12184人
  5. インボイス西武(西武vsヤクルト) 10315人→12150人
  6. 横浜(横浜vs日本ハム) 8803人→10485人

これを見ると、サッカー中継が行われた水曜日に比べて木曜日のほうが、どの球場でも観客数は増えている。但し、千葉(ロッテvs巨人)のように5000人以上増加したところもあれば、広島(広島vsソフトバンク)のように、増加数が1000人未満にとどまったところがある。水曜日の試合で勝ったチームのファン(例えば巨人ファン、阪神ファン)が翌日木曜日の試合を観に来たという可能性もあるので、上記の数字変化だけからサッカー中継の影響を云々するのは限界があるようにも思う。

 ところで、水曜日にテレビ朝日系で放送された北朝鮮戦の中継番組の視聴率は、関東では43.4%(瞬間視聴率は58.0%)、関西では40.7%(瞬間視聴率は55.6%)であったという(ビデオリサーチ調べ)。高視聴率であることは間違いないのだが、興味深いのは、関東に比べて関西のほうが3%ほど低くなっている点である。

 じつは、サッカー中継の視聴率が関西のほうが3%ほど低いというのは、かなり一貫した傾向になっているようだ。某日記からの孫引きになるが、6月8日付けの産経新聞夕刊記事によれば、先日のバーレーン戦の視聴率は、関東が23.8%、関西地区では19.7%。また、最終予選のこれまでの四試合の視聴率はすべて東高西低だったという。

 この「東高西低現象」については、「阪神ファンが多い」、「サッカーは展開が速すぎて関西人に合わない」、「なかなか点が入らないので、せっかちの関西人に合わない」というような説もあると聞くが、必ずしも当たっていないと思われるふしがある。

 例えば「阪神ファン説」だが、6月9日付け産経新聞夕刊記事によれば、水曜日の北朝鮮戦中継とほぼ同時間帯にテレビ東京などで放送されたプロ野球・ロッテ−巨人戦の関東地区の平均視聴率は6.1%。いっぽう、関西地区のオリックス−阪神戦も6.9%にとどまったという。つまり、野球中継の視聴率は関東と関西で大差なく、阪神ファンが阪神戦中継を視たために、サッカー視聴率が下がったとは言い切れないように思える。

 さらに重要な点は、それ以外の地区の視聴率との比較である。6月10日付けの朝日新聞記事によれば、名古屋地区の平均視聴率は37.7%、北部九州は32.3%ということであったというから、

●関西地区は関東地区に比べてなぜ視聴率が低いのか

という問題設定ではなく、

●なぜ関東地区の視聴率が高いのか

を分析したほうが生産的であるとも言える。そうなると、もはや「関西人特質説」は無用となり、代わって、
  • 大都会に住む人たちほどメディアの影響を受けやすい
  • 大都会に住む人たちほど、単色の話題に染まりやすい
  • 大都会に住む人たちほど孤独であり、一緒に応援をすることで連帯感を味わいたい
  • 大都会に住む人たちほど、体を動かすスポーツに関心を持ちやすい
といった説が有力になってくるように思う。これらを比較検討するには、他の番組、例えば、NHKの朝ドラとか大河ドラマの視聴率はどうか、スポーツ観戦に興味を持つ人の比率はどう違うかといったことを、全国各地域で調査する必要がある。