じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 花梨(カリン)の花。なおこの写真は4月14日に撮影したもの。4月22日現在でも花は咲いているが、葉っぱに埋もれて目立たなくなってしまった。


4月22日(金)

【ちょっと思ったこと】

らくがき戦隊ケセルンジャー

 23日朝6時台のNHKおはよう日本で、街角の落書きとたたかう「らくがき戦隊ケセルンジャー」が紹介されていた。あとで検索したところ、らくがき戦隊ケセルンジャー 公式HPが存在していることが分かった。テーマソングもあるようだ。カウンタは23日7時現在で3564と少ないが、本日以降にアクセスが急増するものと予想される。

 さてその正体であるが、番組から伝え聞いた限りでは、あとりえはらっぱというNPOの活動の一環であり、岡山県の平成14年度認証資料によれば、当該NPOの目的は「青少年を中心とした幅広い市民が、主体的に参加・活動する芸術・文化事業の企画、制作などを行い、またそのために地域や分野を越えて幅広く他のNPO、市民団体、企業、財団、行政等と協働すること」と記されている。

 上記だけ読むと、なんだか街角を「芸術的な」落書きで埋め尽くすことが活動目的であるかのようにも思えてしまうが、実際は、青少年団体協議会が主催する落書き一斉消去活動にゲストとして出演し、ムードを盛り上げるパフォーマンスを展開するという任務を遂行している模様である。




 私の場合、一日の生活空間が殆ど大学構内とその周辺に限られていることもあって、街中の落書きがどの程度ひどいものであるのかはよく分からない。もっとも、たまに上京した時などは、山手線の品川〜新宿あたりで、店のシャッター、時には個人の家の塀にまで落書きの列があって顔をしかめたくなることがある。私の常識感覚からすれば、落書きは絵の上手下手に関わらずすべて犯罪。さっさと犯人を捕まえて懲役10年以上の刑に処すればよいと思う。

 子どもたちがケセルンジャーと一緒に街角美化のボランティア活動に参加すること自体は大変よいことだと思うが、落書き防止という点では本質的解決にはならない。まずは、その落書き行為を憎み軽蔑し(=「この落書きは上手だ、面白い」などと決して褒めないこと)、いかなる意味でも肯定できない点を明確にしておく必要がある。

 そもそもああいう行為は、他者の迷惑を顧みないごく少数の不心得者によって行われているのであるから、おとり捜査や待ち伏せで現行犯逮捕し、長期刑に服させればあっさりと解決する。服役者には毎日、刑務所の壁をたわしで洗わせればよい。



 ところで、「○○ンジャー」という名称はもともとは秘密戦隊ゴレンジャーのような子ども向け人気番組に由来するものと思われるが、毎日インタラクティブ・CM大図鑑に紹介されているように、自治体発のヒーローの名前にも使われることが多いようだ。とりわけ岡山の場合は、「じゃ」という岡山弁とひっかける形で、県知事自らがモテナスンジャーというCMに登場したりして、おかやま国体観光キャンペーンを展開している。見たい方はBBチャンネルからどうぞ。