じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] クロッカスの花が咲き始めた。


3月1日(火)

【思ったこと】
_50301(火)[日記]ブログ急増で、改めて感じる「日記才人」の意義(1)

 昨日執筆のお互い更新日記(日記読み日記)で、2月の日記才人(ニッキサイト)への登録・参加状況について調べたことを報告した(報告はこちら)。

 この報告は、1997年以来毎月ほぼ1回、続けている。1997年7月14日当時の登録番号は806、実質数は704。それが2005年3月1日には、登録番号4万469、実質数1万3350にまで成長したというのだから大したものである。

 もっともこの増加数は加速度的ではない。毎年2月1日前後の登録番号数の増え方を見てみると(←1月1日は旅行などで不在がちのため、2月1日前後を基点とした)、 [グラフ]
  • 1998年2月1日: 1327
  • 1999年2月1日: 2984
  • 2000年2月1日: 6394
  • 2001年2月1日:10779
  • 2002年2月2日:16808
  • 2003年2月1日:24298
  • 2004年2月1日:34009
  • 2005年2月1日:40133
となっており、右図の棒グラフが示すように、この1年間あたりで増加数のスピードが遅くなってきていることが分かる。

 この原因については他の方もいろいろ考察されているが、一番の理由は、各種無料ブログサーバー(ブログ執筆のスペースを無料で提供するサービス)が急増したことに関係しているように思われる。

 もっとも、ブログサーバーに参加登録することと、日記才人に登録、更新報告することは決して排他的ではない。じっさい、私の場合も、「はてなダイアリー」や「楽天日記」に参加しつつ、日記才人でも更新報告を出されている方の日記をいくつか拝読している。

 ブログサーバーに登録した上で日記才人に別途参加する人があまり多くないのは、おそらく
  • 自分の登録したブログサーバーだけで十分な交流ができる
  • 日記才人に自主的に更新報告を出すのが面倒だ
といった点にあるのではないかと思われる。




 ところで、現在、ブログ数(ブロガー人口)はどのくらいの数にのぼっているのだろうか。 こちらの資料によれば、2005年2月末の時点でおおむね71〜72万。但しこれはpingを受信したサイト数であるので、これを送らないサイトを含めると実際は100万とも200万にものぼると言われている。また、ブログサーバー別の割合はこちらから知ることができる。個別にあたってみたところでは、私が参加している楽天広場で12万2768、このほか、エキサイトブログで17万9235、livedoor Blogは「日記/一般カテゴリー」だけで26万7575といった参加数が公開されていた(3月1日現在)。

 これらのブログサーバーはそれぞれどういう特色があるのだろうか。このことをじっくり調べてみようかと思ったが、いまの世の中、便利なもので、わざわざ自分で調べなくても、ブログサーバを比較するというサイトで代表的サーバーの機能比較をされていることが分かった。

 いまリンクした機能比較は、主として、「自分が書く」上での機能だが、他者のブログを読ませてもらう際の機能はどうなっているのだろうか。現実問題として、1日に10万ものブログ(あるいはWeb日記)が新着すると、1時間あたりでは4166、1分あたりでは69。つまり、毎秒1件の割合で拝読していても追いつかない勘定になる。となるとやはり「読む日記」についてのカスタマイズ機能が重視されることになる。私が最近参入した楽天日記の場合は、「日記リンク設定」や「おすすめ新着」登録によりカスタマイズできる模様だが、まだ使いこなせていない。もっとも、異種サーバーの日記からお気に入り分を拝読したいという場合には、やはり日記才人の「マイ日記才人(マイニッキサイト)」が便利。アンテナ系(WWW上の情報の最終更新時刻を取得する「更新時刻情報取得エージェント(更新時刻取得情報エンジン)」もあるにはあるが、執筆者が何を書いているのかを知るには、やはり一行コメントつきのリストのほうがよいと思う。




 さて、最近少々気になるのは、70万、100万、あるいは200万と言われるブロガーたちの中に「アクセス数」を「読者数」と取り違えている人たちがかなりいるのではないかということだ。このほか、いまブログサイトへ参加している人たちがどのくらいの期間執筆を継続しているのか、その後、執筆行動はどのように変わっていくのか、他者のブログ(あるいは日記)をどのくらい読んでいるのかという点にも興味がある。

 時間が無くなったので次回に続く。