じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 座主川沿いのロウバイ(正確にはソシンロウバイ=素心蝋梅)が花を開き始めた。


1月22日(土)

【思ったこと】
_50122(土)[一般]津波早期警戒システムづくりは緊急課題か?

 各種報道によれば、インド洋沿岸での津波早期警戒システムをめぐり各国の協力体制について話し合う閣僚級会議が1月29日にプーケット島で開催されるという。この会議には、これまでに日本を含むおよそ40カ国が参加を表明している。このほか、1月20日のの国連防災世界会議では、国連が中心となり沿岸国の実情に合ったシステムを構築することなどが声明に盛り込まれているという。

 今回の大津波被害では1月22日現在で22万人の死者・行方不明者が出たと伝えられているが、その大半は、地震直後に早期に避難していれば助かった人たちだとされている。22日の某テレビ番組でも、津波の言い伝えがあった村では犠牲者が殆ど出なかった一方、何も知られていない地域では、潮が一気に引いた海岸で打ち上げられた魚を争って捕っているうちに津波に巻き込まれたケースもあったことを紹介していた。警戒システムが確立し防災教育が徹底していれば、犠牲者ははるかに少なかったはずだ。

 しかし、マグニチュード9.0などという大地震は、そんなに頻繁に起こるものではない。1900年以降でも、1960. 5.22 チリ(M9.5)、1964. 3.27  アラスカ(M9.2)、1957. 3. 9 アリューシャン列島(M9.1)、1952.11. 4 カムチャッカ (M9.0)というように4回しか観測されていない。大部分の地震が地殻のひずみによって起こることからみても、同一地域で同じ規模の大地震・大津波被害が再び起こるのは、何百年も先のことになるのではないかと推測される。

 むしろ今必要なのは、現に被害にあった人たちへの持続的な救援活動である。それも、医療活動や食料飲料水供給活動というレベルだけでなく、自立した生活ができるためのサポート体制の確立や、孤児たちへの支援活動が最優先課題となるべきであろう。極論になるが、早期警戒システムなどは50年後に作ればいい(←あるいは、今後大地震が起こりそうな別の地域を優先すればいい)のではないだろうか。

 ところで、海岸周辺が平坦で、避難できるような裏山が無い地域ではどうすればよいのだろう。あくまで思いつきだが、例えば500mごとに鉄筋3階建て以上の学校、公共施設、あるいは立体駐車場のようなものを分散して作っておけば、いざというときの避難場所に利用できる。こういう施設でれば、数百年間津波が来なかったとしても、日常生活のために有効活用ができるはずだ。