じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] クサギ Clerodendrum trichotomum Thunb.(Vervenaceae クマツヅラ科)。 散歩道の一角に生えており、ネット検索によりやっと種名が分かった。漢字では「臭木」と書くが、こちらの解説によれば、
属名 Clerodendrum は「運命 cleros」+「樹木 dendron」に由来するそうです。日本語で言えば「運命の木」ですね。はじめ、セイロン島(現スリランカ)の2種類が注目され、それを「幸運の木」「不運の木」と呼んだことから付いたものだそうです。
ということで、ずいぶんと意味が異なる。


9月29日(水)

【ちょっと思ったこと】

台風21号と9月の天気

 台風21号は29日、九州、高知県宿毛市、大阪市、石川、新潟を通過し、9月30日6時現在は山形市の西約30kmを北東に進んでいるという。この台風によって、今年の上陸台風数は計8個となり、1990年と1993年の最多記録6個を2個上回る最多記録更新となった。

 今回の台風の中心気圧は、最盛時で940hPa、鹿児島県串木野市付近に上陸した時点で970hPaであり、強ささも大きさも、今年上陸した8個の中では中程度であるように思われたが、秋雨前線の影響もあって、三重県尾鷲市などで記録的な豪雨をもたらした。また、これまでに三重県などで計9人が死亡、計15人が行方不明になっており、台風の規模の割に人的被害も大きかった。中心の北側に強い雨雲を伴っていたことも1つの特徴であった。

 さて、これで9月も終わる。晴れの国おかやまでも今年の9月は雨が多いように感じていたが、気象庁・電子閲覧室のデータを調べたところでは、岡山市の9月の降雨量は、28日までが61.5ミリ、29日が台風の影響で101ミリ、合計162.5ミリにすぎず、平年の160.2ミリをわずかに上回る程度であることが分かった。その割に雨が多いと感じたのは、どうやら日照時間の少なさにあるようだ。岡山の9月の日照時間は平年が153.3時間、今年は、29日までで96.5時間。9月30日が丸々晴れたとしても、平年には遠く及ばない。それも、秋雨前線の影響というよりも、太平洋高気圧の縁をまわる「南からの湿った空気」の影響によるところが大きかったように思う。真夏日最多記録が更新された大阪や京都にくらべると、曇りの日が多い分、いくらか涼しい日が続いた。





裁量労働制で、大学教員の生活は変わるか

 10月1日より、私の大学では裁量労働制が導入されることになるという。対象となるのは、医療に携わる教員を除くすべての常勤教員(教授、助教授、講師、助手)。

 私が理解した範囲で、その特徴を述べれば、
  1. みなし労働時間:8時間以上働いても8時間とみなす。
  2. 休日と深夜(22時から翌朝5時)までは裁量労働制の適用外のため、所属長の許可が必要。許可があれば時間外手当が出る。
  3. 出勤する義務はあるので、毎日一度は大学にやってきて出勤簿に押印しなければならない。
  4. 健康と福祉の確保のため」、毎月、勤務時間が8時間を超えた日と「健康状態自己診断」を報告書に記入し部局長に提出しなければなrない。
ということのようだが、さて、私自身の生活は変わるだろうか。

 私の場合、起床から就寝まで、何よりも規則正しい生活を守ることを第一としており、朝は5時半起床、そのあと、散歩、朝のニュースを見ながら朝食、Web日記執筆、8時前に更新報告、そして8時20分頃に研究室に出勤である(1限の授業がある時は、20分ほど早くなる)。いっぽう、退勤はおおむね18時頃である。昼食時間や、適度の休み時間を考慮すれば、ま、だいたい8時間ぐらいということにしておくか。

 これまで、会議の時間が長くなると文句ばかり言っていたが(←といいつつ、発言数が一番多かったりして...)、上の規定から言うと、会議が22時まで続いても時間外手当は出ないらしい。

 日記読みにも書いたが、これまでは、勤務時間中に私用で外出する場合は、1時間であっても年休の届けを出す必要があった。例えば、子どもたちの運動会、授業参観など。このほか、生協の総代会出席、職員組合主催の定年退官教員講演会、人間ドック受診なども、公務ではないので、年休をとる必要があった。今後は、勤務時間を夜にずらせば、そのような私用のたびにいちいち届けを出さなくても済むようになりそうだ。

 というようにいろいろ考えみたが、私の場合、該当する項目は殆ど無く、生活が変わるとはあまり思えない。